黄昏どきを愉しむ

傘寿を過ぎた田舎爺さん 「脳」の体操に挑戦中!
まだまだ若くありたいと「老い」を楽しんでま~す

新型コロナウイルス禍・・・の読書

2020-03-25 | 日記
ニュースはどの局も~「東京オリンピック・パラリンピック」の延期の報

さぁ、これからが大変! 
現在「出場」が決まっている選手たち、まだ決まってない候補選手の皆さんの
これからの調整だね。
他にも 会場をはじめとしてやらなければいけないのは山積。
いままで積み上げてきたご苦労にさらにさらに・・・乗り切るしかない。 か。

老人のみとしては、不要不急な外出は避けている今日・・・

読書しか ないか~と、 1冊を取り出した。

実は、この3月28日から神戸市立博物館で開催される 
「コートールド美術館展 魅惑の印象派 に行く予定にしていました。

こんな騒ぎになってしまったので、とりあえず 3月はあきらめ・・・
6月21日までの会期中に コロナが治まり~博物館が開館となればの
期待をすることに。

私の趣味が「絵画」 そして 現在は「美術館巡り」の方が多いくらい。
 このブログにも かなりの頻度で美術館巡りをアップしていますが~

そんな訳で 本でも読みながら~美術館に行った気分を味わうことに。
この1冊
「楽園のカンヴァス」 原田マハ  アートミステリーなんです。

 以前、 MoMA (ニューヨーク近代美術館) そして 日本の
 倉敷 (大原美術館)に行って作品も見ていたので十分理解できました。

 ただ、本の内容とは別に、作品を楽しむ~
  
 今回登場するのが「ルソー&ピカソ」他 ・・・いずれも有名な画家たちばかり。
 また、世界の美術館には必ず展示されていると言ってもいいでしょう。

 そのルソーの1枚の絵を巡って、2人の男女がその絵の真相を競い合う
 なかなか面白い内容ですが。

出てくる「絵」 に関心を持ってください。
今回は 読む前に 出てくる作品をプリントして、手元に置いて読む・・・
そうです、絵を鑑賞しながら、次の行を追いかける~なかなかのアイデア? 

そこで 今晩は 皆さんにも とりあえず 本を読まなくて 画面上で
本文中に出てくる作品
ルソーやピカソの 絵の鑑賞をして貰いたいと 私の「コロナ一掃!」
サービスをお届けいたします。

 唐突に この絵から 始まります~

 まず この絵 女流彫刻家クロード・ヴィニョンの邸宅に飾るために描かれた
四連作のひとつだという。
 「幻想」  ピエール・ビュヴィス・ド・シャヴァンヌ が1866年に描いた作品
       

 本文、最初の行・・・
 「ここに、しらじらと青い空気をまとった一枚の絵がある。
   画面に広がるのは、翼を広げて飛び立とうとするペガサス、その首に
  植物の蔓を投げる裸婦、彼女の足元で花を摘む裸の初年」

  この作品の 女性 「早川織絵」がこの絵の前に立っている。
   彼女 美術館の監視員なんだ~ ここ「大原美術館」の。

 次に 向き合う 絵が・・・ エル・グレコ「受胎告知」
       
         
 ここで文中は、大原美術館の 歴史を語る・・・。
 
  パブロピカソが登場!
  1925年 「鳥籠」
         
         
 「織絵は ひそかに興奮した
   ピカソは、「鳥」を描いているののではなく「籠」を描いているのだ。
 そう気が付いたとたん・・・」

場面、変わって・・・ルソーの展示会の話に~
 
  ここから ルソーの作品が…

 「パリ近郊の眺め、バニュー村」   オルセー美術館 「戦争」
 
        

ピカソ美術館 「平和のしるしとして共和国に挨拶に来た諸大国の代表者たち」
         
バーゼル市立美術館 「詩人に霊感を与えるミューズ」
 
         

 プラハ国立美術館 「私自身、肖像=風景」
         
          

 そして、この本の主題である ルソーの
  ニューヨーク近代美術館 「・・・・・『夢』」
   ルソー最晩年の代表作。  この時 画家は66歳だった。
  
  生きているあいだにはろくに評価されず、子供の絵だと揶揄され、
 笑われ続けた不遇の画家。のちに「素朴派の祖」と呼ばれて世界中の人々に
愛されるようになった画家が、死の直前まで手掛けていた作品と言われている。

  

  この絵と 同じくルソーの「眠れるジプシー女」 
    

  これが MoMAのコレクション。

 さらに ピカソの  この作品 「アヴィニョンの娘たち」
   
 
  ゴッホの 「星月夜」
 

  世界中から ニューヨークを訪れる観光客は この作品をめがけて
 ここ 「ニューヨーク近代美術館」へやってくる・・・

  年間 200万人近い 来館者なのだ。
 だから、ほとんどどこにも 貸し出さない。いわば門外不出! 

   至宝なんです。

 話の展開は~ このミステリーの本題に入っていく・・・

  「夢」は 謎の多い作品
なぜ密林なのか、 なぜこの女は裸で寝そべっているのか。 その指先は
 何を指しているのか。そもそも、ルソーが自分で名付けた「ヤドヴィガ」とは
 誰なのか。

  「第22回アンデパンダン展への参加を呼び掛ける自由の女神」
           

    「飢えたライオン」
     

 「陽気な道化師たち」
  
 

 
ここで 「すげぇな。あの人は、ほんものの創造者だ。いや、破壊者だ」
ルソーのアトリエから帰る道々、独り言のように、 ピカソははっきりつぶやいた」

 ここから 文中 少し ピカソの話題へ
 ピカソの作品  「アヴィニヨンの娘たち」

   この作品 「絵画はこうあるべき」と人々に備わっていた
 概念を まったく覆してしまうものでした・・・


  「パイを持つ少年」
      

  「扇子を持つ女」
      

  ピカソは アングルの回顧展で この絵を「トルコ風呂」を 見た・・
   アングルから 逃れられなかった ? ・・・

  裸身の女性の群像を様式化している~
   あの「アヴィニヨンの娘たち」の背後には アングルの存在があったと
  仮説を立てることは・・・     
      
        ジャン・オーギュスト・ドミニク・アングル 

 
  ピカソ 「青い母子像」
  

 
  この2人の戦いは 意外な結末で 終わる・・・

 この画面美術館の鑑賞も このへんで 終わります・・・
  長いおつきあい ありがとうございました。

   主題の 絵 「ヤドヴィガ 夢」 は
    

  本物 贋作 ~  本文  この謎に 興味のある方は~

 どうぞ、 お買い求めの上 この ラストの感動をどうぞ! 

  


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続 黄昏どきを愉しむ

 傘寿を超すと「人生の壁」を超えた。  でも、脳も体もまだいけそう~  もう少し、世間の仲間から抜け出すのを待とう。  指先の運動と、脳の体操のために「ブログ」が友となってエネルギの補給としたい。