黄昏どきを愉しむ

傘寿を過ぎた田舎爺さん 「脳」の体操に挑戦中!
まだまだ若くありたいと「老い」を楽しんでま~す

「雑草」の続き

2017-04-07 | 日記・エッセイ・コラム

「雑草」にハマった?

いえ、こんなにも身近な処に それも なかなか素敵じゃない。

雑草と呼んでいたのが 気の毒でしたね。

我が家の周辺歩いて 注意して眺めると 

「あるわ あるわ」 そこらじゅうに。

まぁ、ほんの数年前までは、この辺は「田んぼと畑と空き地」

町の都市計画整理事業で 全体がすっかり埋め立てられ一部が残り

昔の姿を残し彼ら(雑草)の住処になっているのだ。

 区画から外れた農家の方が 細々と野菜・コメ作りをしており

その区域には、季節と共にいろいろな「雑草」も顔を出しているのでしょう…

 というのも、雑草の存在に これほど気がついたのが初めてだから

おそらく これからも新しい発見(私にとっての)があるのが 

また 楽しみの一つになって来た。

 さて 区域からちょっと外れ、現在 耕作していない畑の畦道

田んぼの側を歩いてみた…。

 

  図鑑によると「ゲンゲ」 別名はレンゲソウ もう これはお馴染。

 昔 我が家の田んぼにも一面に咲き誇り 春の風景の一つだった。

  近寄って つくづくよく見ると 花は蝶形で 柄の先に数個が輪になってついている。

 ピンク色に白が混じって 見応えがありますね。

 この小さな花から ミツバチは蜜を吸い… あの甘い甘い ハチミツになるんだ。

 

  

 「ハルジオン」 キク科

  これはもうそこら中に咲いている。 写真でもわかるように 蕾の時は 頭を下げている。

  考え事かな? うなだれているようです。

  これだって もう「菊」の花 

  ただ 野生の花を切って花瓶に活けても すぐに 萎れてしまうんですよね。

  やっぱり、その土で しっかり息をしているんですね。

 

  

  「ナズナ」 別名 ぺんぺん草

   我が家の庭も この草で 覆われていて ほんとに草取りに追われている一つです。

   春の七草の一つ。

 

    これが 庭の隅で 大いに拡大して 主の機嫌を損ねている ぺんぺん草。

  

 

  「セイヨウアブラナ」 アブラナ科

    と 言われるように 明治以後に導入され油を採るために栽培されるが 野生化もしている。

   数種ありますが 「菜の花」

   野生化した 見本? JRのレールに沿って 伸び伸びと 華やかに咲き乱れているのは 

   もう 春の名物みたいなもの。

   川のほとりを 延々と続いている景色もお馴染ですし、桜との相性もいい。

  

 

   畦道を進め 田んぼに。

  すでに 水田? 少し乾いて ひびが入っている これからの作業を待っているのでしょう。

  1輪の綺麗な小さな花が 目に飛び込んできた。 

   「ケキツネノボタン」 キンボウゲ科 

   そうか、水田の雑草として知られると図鑑の説明にある。  これって有毒だって。

    つやがあって 丸い実が特徴

  

 

   田んぼの畦道と言えば、そして 埋立地のなかなか工事が進められていない空き地 と言えば

  この雑草だ。

 

   「シロツメクサ」 マメ科

    クローバーの名で 一般化しているね。

  この名前の由来が面白い。

  江戸時代に外国から贈られたガラス器の箱に、詰め物として入っていたことが その由来だって。

   葉は 三つ葉  四葉の葉を見つけると いいことが…なんて遊びも。

   また、昔は 女の子の遊びで 花輪をつくってた …記憶がよみがえります。

  

   花も美しいんですが

   良く近寄って眺めて見ると…これが意外と美しい! そう 白い斑の葉が

   蝶々の種類で 緑の羽根に白い斑模様が…なんて想像も楽しいよ。

   今、直ぐ近くの区画内の空き地は この花が春爛漫で我が世を謳歌しています。

   これも 繁殖力 旺盛な雑草ですよ。

    これが繁殖すると 他の雑草も遠慮しますからね…牧草に向いているって分かりますよ。

  

 

  「ハナニラ」

   先日アップしていますが、この花 群生でこんなにも綺麗な花に。

   この球根 そっと掘り出して 庭に植え込みしたい… もうこれは雑種扱いじゃいけないよ。

   原産は 南アメリカ  英名は「スプリングスターフラワー」 そのまんまの印象です。

   純白が素敵 花びらの中央のすじ インパクトありますね。

 

    これが 直ぐ近くの 墓地の空き地に咲いているんです。

    「無縁仏」 誰も手を合わせてくれません。

    寂しくかわいそうだから…天が プレゼントしてくれたのかな?

  

 

   これはもう誰でもが知っている 春 そのものを告げてくれる…

   「スギナ」 これってシダの仲間なんですよ。

    胞子を飛ばしてふえ、その胞子を飛ばす役目が 春の野でお馴染の「ツクシ」

   ちょっと遅いかもしれませんが…まだまだ いっぱい土から顔を出していました。

   このツクシ 漢字の読み方に良く出てくるでしょ 「土筆」って書く。

  

  

   ちょうど 散歩している時に ご婦人が茅の茂った空き地で 土筆採りをしていました。

   結構な量をゲットしていましたね。 声をかけたら~ 「沢山あるんですよ」 喜んでいました。

   先日 我が家にも このツクシの佃煮を作って持ってきてくれた方が…     

   さらに このツクシを 「かりんとう」して再度 頂きました。 が、 ちょっとこれは甘すぎて

   ツクシの味はしないし でも、いろんなこと工夫して遊んでいらっしゃる器用な方です。

  この胞子を出し終えると… スギナに。 若いスギナは食べられます。

 

 

  畦道に 先ほどの「クローバー」に似た草で、これも空き地に蔓延る。

  海岸なんかでも見かけますよね。 茎は地を這うように伸びて、葉は小ぶりで黄色い小さな花です。

  「コメツブウマゴヤシ」 マメ科 (米粒馬肥し)

    米粒? 実は腎臓形で小さく、これを 米粒に見立てて名がついたという。

 

  「オランダミミナグサ」 和蘭耳菜草  原産はヨーロッパ

  これはよく見かける。

   花壇に今 一番生えていて 今週もこの草との格闘が待っているのです。

   今 花壇の主役みたいに 摘んでも摘んでも生えてきます。

   我が家の花壇は、砂地なので 比較的採りやすく 根もあまり蔓延らない。

 

 

  そうそう  こんな花も。

  ちょっと湿った箇所を歩いていたら 樹の傍に 白い小さな花が見えた。

   草むらの中にひときわ目立つ白い花 

  里山なんかに良く見かけます この茎には棘があって やっかいです。

  低木なのに 花はそのわりに大きく、雄しべが長くて美しいですね。

 

   

  こうして雑草を追いかけていたら 1年中 ブログアップできそうです。 

でも 毎日 出かけて雑草採集も大変なので 「春」はこの辺で…

 

  とにかく 先ずは「注意深く観察する」ことで、見つけることができ

 その一つ一つが 意外に 「綺麗」「可愛い」 花であり、草でもある。

 散歩にお出かけの折には あなたも 楽しみの一つに加えてみたら如何でしょうか。

 

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続 黄昏どきを愉しむ

 傘寿を超すと「人生の壁」を超えた。  でも、脳も体もまだいけそう~  もう少し、世間の仲間から抜け出すのを待とう。  指先の運動と、脳の体操のために「ブログ」が友となってエネルギの補給としたい。