黄昏どきを愉しむ

傘寿を過ぎた田舎爺さん 「脳」の体操に挑戦中!
まだまだ若くありたいと「老い」を楽しんでま~す

雨上がり 集中砲火 蝉の声

2016-07-12 | 日記・エッセイ・コラム

テレビの天気予報は今日の午後から明日にかけて

北部九州 大雨だと… まだ まだ 降るの?

 そう解説しているころ、すでに 雨音も高く降り出してきた。

振り込む雨 ガラス戸を閉める…地面に叩きつける雨

 飛沫を立てて 夏の雨の姿だ。

 一瞬の合間 おやっ と気が付いたら 青空に変わっている。

 うそだろう? 突然 蝉の声

 それはもうシャワーのごとき一斉に どこから いつ?

 雨上がりのムシムシとした庭の樹に

 いる いる 何匹? 1匹 2匹 3匹…えっ 、こんなにも。

 小さな枝に しがみついて この世の最期とばかりに

 羽を震わせて… 

 「雨あがる しずくのように 蝉鳴き出し」 だね。

 

  毎年 我が家の庭にやって来る蝉

  もちろん毎年 同じ蝉であるはずもなく 

  みじかい命を知っているのか

  振り絞る その鳴き声は 人間には煩く聴こえるのだが

  蝉たちとっては これが命がけの仕事なのだ。

   

  シマトネリコ、欅、レモン、椿…庭の緑の樹に 止まって。

  その数は?  およそ 30~40匹もいようか…

 

  蝉は自分の羽を擦って 音を出す。

  そのエネルギーは傍で眺めていても その 凄さが分かる。

   

  1匹 捕まえて 握ってみると…小さな体だが 力は凄いよ。

  小さな子供なら 力負けして きっと 放すかもしれないほど。

  放してやると…飛んで行き、そして また 枝の止まって

  思い切り 鳴くのだ。

  

   納得いくまで鳴いた後は…樹から落ちて

   無残な姿で ころがって…空蝉となる。

   

   暑い 暑い 夏の始まりの 序奏曲なのだ。 

    

 

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

続 黄昏どきを愉しむ

 傘寿を超すと「人生の壁」を超えた。  でも、脳も体もまだいけそう~  もう少し、世間の仲間から抜け出すのを待とう。  指先の運動と、脳の体操のために「ブログ」が友となってエネルギの補給としたい。