黄昏どきを愉しむ

傘寿を過ぎた田舎爺さん 「脳」の体操に挑戦中!
まだまだ若くありたいと「老い」を楽しんでま~す

東京美術館巡り その2

2016-06-21 | 日記・エッセイ・コラム

 箱根湯本の湯に浸かり、湯本駅のすぐ傍

 「湯本富士屋ホテル」でのOB会は盛大に終わりました。

 朝、すぐに湯本駅から 小田急ロマンスカーで新宿へ。

 今回の超目玉 「オルセー美術館・オランジュリー美術館蔵

 ルノワール展を。  国立新美術館へ向かう。

 乃木坂駅からは直接美術館への道だ。

           入り口への回廊 

 今から入る人達か また 終わって休憩する人か

    ここから入場 

 

  世界でも有数のルノアール・コレクションを誇る、オルセーとオランジュリー

  美術館  100点を超える絵画や彫刻作品でルノワールの全貌に迫る!

   まずは ルノワールにご対面してから入場しましょう。

            こんな髭爺さんです。

     もっとも 彼の後半時代に撮ったもの。

    

  今回の企画は 大きく1章から10章までテーマ別に区分され 展示されていた。

 1章「印象派へ向かって」  入ってすぐに 

   「猫と少年」  「陽光の中の裸婦」

   最初から ホー…と 緊張気味です。

  この裸婦像 戸外の光 影  なんと肌に微妙に表現している。

  まだら模様ではなく 光と影なのだ。 凄いな…

 2章「私は人物画家だ」:肖像画の制作

   彼は 自身でかなり人物画を自負していたそうな モデルは 街の女たち、仲間

   労働者 有名人も   いろいろ描いている。 特に若い女性が得意だと。

   「読書する少女」   「ヴェールをつけた若い女性」

        ちょっといい雰囲気していますね。

 これは仲間の画家 「クロード・モネ」を。

      ルノアールの有力な支援者だったのが

  「ジョルジュ・シャルパンティエ婦人」  

 

  第3章 「風景画家の手法」

    彼の描いた油彩画の4分の1は「風景画」だった。

    それも アトリエ内では表現できない 戸外の光との

    取っ組み合いだったと…

    「草原の坂道」  60×74㎝  小さな作品ですが 

        大きく広がって まさに草原の空気が 肌に感じますよ。

      紅い日傘を持った婦人、その赤が 素敵な画面構成に。

       軽やかに 弾んだ動きを感じませんか…

   

   「アルジェリア風景、野生の女の谷」 

     旅先での1コマ   ちょっと異国的?な 

   

 

  第4章 「現代生活を描く」

    ここでは このなんとも可愛い 「アルフォンシーヌ・フルネーズ」

           

    「ぶらんこ」   この絵も 木漏れ日が ドレスに 点々と…

   

   

   そして ルノアールと言えば この1枚 

    「モンマルトル、ムーランギャレットの舞踏会にて」

       大作です 131.5×176.5㎝   会場中央に デンと構え 

     「これを観よ! 」

     ダンスホールで踊る 若者たちを いきいきと描いた

     この画面に登場するモデルは みな 彼の仲間たちなのだ。

     今から140年前の フランスでは 毎日こうして市井の人たちが 

     楽しく 生活していたの?

  

  

   一人一人の 細かい 表情まで  会話の 一言まで 耳に入って来そう…筆も踊っています。

   

  この章では 数多くの「踊り」をテーマとした作品が 並んでいました。

 

   ダンスと言えば こんな名作も…

   美術館に入る道の 大きな樹に この絵の看板が 架かっていました。

    「都会のダンス」                  「田舎のダンス」                

    こちら シルクの夜会服をまとう女性         のちにルノアールの妻となる                 

      モデルのシュザンヌ・ヴァラドン          アリーヌ・シャリゴがモデル

      

    *当初は ルノアールは どちらのタイトルにもヴァラドンを描く予定だった…

      しかし、シャリゴが嫉妬したので やむなく 代わった とか …

      画家も もてると大変だ。

    

     会場も時間の経過とともに 混雑してきました…

      なんでこんなに「人」「人」「人」なの?

     やっぱり 東京だね… 朝の満員電車を待つホームの光景に同じ。 

     切れ目なく 続く 続く。

    さて、今日は ここまで…まだ このルノアールは 続きますから。

  

   

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続 黄昏どきを愉しむ

 傘寿を超すと「人生の壁」を超えた。  でも、脳も体もまだいけそう~  もう少し、世間の仲間から抜け出すのを待とう。  指先の運動と、脳の体操のために「ブログ」が友となってエネルギの補給としたい。