黄昏どきを愉しむ

傘寿を過ぎた田舎爺さん 「脳」の体操に挑戦中!
まだまだ若くありたいと「老い」を楽しんでま~す

風にも顔が

2012-04-13 | 日記・エッセイ・コラム

心地よい「風」が庭を通り過ぎていく。

朝の掃除が終わり、テーブルにつき朝食前に開く

もう半世紀は読み続ける新聞

天声人語から始まるのが習慣

004

出だしは・・・春らんまんの京都、祇園と桜の組み合わせで

浮かぶのは、与謝野晶子の「みだれ髪」の・・・

後半は、痛ましい事故の話に。

爛漫の春の祇園の橋のすぐそばで悲劇の現場が。

突然絶たれた命の無念を、痛切に思う。と結ぶ。

こうして毎日活字を追いかけ、世の中の動きを読み取る

この天声人語に教えられ、大人になったとも言える私。

「風」といえば・・・この欄にも、随分と自然を克明に綴った

名作?の記憶もある。

新聞掲載以外にも、単行本になったものも数冊蔵書しており

振り返ってみることも。

今日も、確か記憶にと・・・本棚を探すとこの1冊が

001

「自然編」 辰野和男さん 1976~87年 掲載の中から

精選された363編を収録

この本は主役は風です。

楽しみながら歩けば風の色がみえてくる。と。

風の色、風の形、風の匂い、そういう風の気配を

ほんの少しでもいい、この本を読んで下さる方の心にお届けする

ことができたらと思うのですが、いかがでしょうか。と、著者は言う。

・・・・・400ページもの大作  必死で、むさぼり 時間が過ぎる。

10年間の中から、「自然」の話題を1月から12月までの季節に。

その1月の最初が、79’1’1 「富士の日の出」から始まる。

86’4 には「1本の桜」

もう17年も日本中の桜を追い求め、写真を撮り続けている

高波重春さんという人の記事があった。

 「朝日に映えて風が出てくるまでのわずかな時間、それが桜のいのち」

だという。 

そして、最後の85’12’31には 「シクラメン」

 

花屋さんにシクラメンの鉢が並んでいる。 白い炎、唐紅の炎

ぼたん色の炎、べにふじの炎。かがり火花とか、かがり火草とか呼ばれる

この花には常に炎の感じがある。

 

ああ、疲れた!  

でも、「自然」の逞しさ、優しさ、季節の移ろいの中で個性豊かに

自己表現をしている いろいろな姿の物語は、心を豊かにしてくれました。

著者の冒頭の言葉

「風が主役」 そのものでした。

私たちが忘れてしまいがちな・・・「感じる」ことの大切さを読み取りました。

活字を読み込み、意味を掴むこと まだまだ修行が必要ですね。

そして、このこともまた、続けていこうと・・・

毎朝の「天声人語」の全文をパソコンで打ち込む。

頭の体操 + 指先の運動のために頑張ってます。

「般若心経」を写していくまでには、まだまだの心境?ですから。

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

続 黄昏どきを愉しむ

 傘寿を超すと「人生の壁」を超えた。  でも、脳も体もまだいけそう~  もう少し、世間の仲間から抜け出すのを待とう。  指先の運動と、脳の体操のために「ブログ」が友となってエネルギの補給としたい。