島の医者になって、た頃もあった

70代男の日記風ブログです。新連載「京都へ、京都から」も始めました。

神代の時代0? 多賀大社

2016-09-13 | 天皇陵巡り
 
 天神(アマツカミ)の五柱が出現したあと、今度は地に次々と神世七代(カミヨナナヨ)と言われる神々が現れました。
このうち六代の10人までは聞いたこともない神々ですが、最後の七代目がこの写真の多賀大社の祭神、男の伊邪那岐神(イザナギノカミ)と女の伊邪那美神(イザナミノカミ)です。
 
 イザナギとイザナミの国生みの話は有名ですが、簡単におさらいをします。
 先ずはこの二神が天浮橋(アメノウキハシ)の上に立って、天沼矛(アメノヌボコ)を混沌の中に突き刺しかきまぜ引き上げると、その先からしたたり落ちた潮が積もって淤能碁呂島(オノゴロシマ)になりました。
ここで最初は女神の方が誘って寝所に入ったので失敗しましたが、今度は男神が誘ってから寝たので、次々と八つの島である大八島(オオヤシマ)を産み、その後さらに六つの島も産みました。
合計14島の中に北海道はありませんが、最後の二つの島は五島列島の島ですので、古事記が生れた頃は東北より五島の方が有名で生活にも密着していたと思われます。
 多賀大社は滋賀県彦根の東の方にあって、かなり大きく古い神社ですので、お正月には大勢の初詣で近寄れないぐらいです。
初夏の平日は人も少なく、太閤橋と言う太鼓橋をおそるおそる渡って(登って)いる後ろ姿が私です。
   
 この後イザナギとイザナミは共同作業で35の神様を産みましたが、火之迦具土神(ヒノカグツチノカミ)と言う燃ゆる火の神を産む時に、イザナミの陰処(ホト)が焼かれたのが原因で、イザナミは黄泉国(ヨモツクニ)に行ってしまいました。
(まあ14の島と35人の神を産んだら、火で焼けなくてもホトはぼろぼろになるでしょうね)
 
 この後イザナミが床についている間に、その吐物・糞・尿から8柱。
死の原因となった我が子ヒノカグツチノカミの首をイザナギが切り落としてそこから8柱+8柱。
死んだイザナミを追って黄泉国に行ったイザナギが、醜く腐ったイザナミの姿を見て、死に物狂いで逃げ去った後、穢れた体に身に付けていた物から12柱、体を池で洗って11柱が生れました。
最後に目や鼻を洗って生まれた3神の一人が天照大御神(アマテラスオオミノカミ)です。
 
     お伊勢参らば  お多賀へ参れ symbol7
        お伊勢お多賀の子でござる
と歌われ、お守りのお多賀杓子が、オタマジャクシやお玉杓子の語源となったこの多賀大社の祭神は、皇室の始祖となったアマテラスオオミノカミの親と言うことです。
 でも親子と言っても、男女から生まれた子ではなく、単に男のイザナギの左目洗浄から生まれた子供にすぎないのですがね。
  
 多賀大社の名物「糸切り餅」は、元寇の戦勝を記念して出来たので、赤青3本の線は蒙古の旗印を表わし、汲フ弦に見立てた糸で切って作るのでこの名が付きました。
買って帰ったら、あっという間にほぼ一人で食べてしまいました。

     返事
花水木さん:花水木さんもコーヒー好きとは、うれしい限りです。
    私はあっさり目の味のコーヒーが好きです。
     コーヒーカップは内側が白いのが一番と思っています。
コメント (1)
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HOTOKI

2016-09-10 | 京都から
 
 15年以上前、奈留島に行く前に陶撃Kっていた知人の陶結ウ室、島から帰ってみたら、大きくなった息子さんの協力も得て、おしゃれな陶撃フ店に変身していました。
京都岩倉にある「HOTOKI」、HOTOKIで検索してもらったらホームページも出てきますし、それに私の頭の一部も写っていました。
 
 もっと美味しくコーヒーを淹れるためのハンドドリップワークショップ
     選べるコップ付き in HOTOKI
に参加しました。
 なんにでも首を突っ込む私です。
  
 講師は京都の大山崎で 大山崎COFFEE ROASTERS を営んでいる若い夫婦です。
 いろんな器具の説明と、きちっと豆の量も計って、抽出時間も守ってドリップ式でコーヒーを淹れる方法を学びました。
 先生が淹れると、本当に綺麗にコーヒー豆の山が膨らみます。
  
 続いて自分たちで、教わった通り同じように淹れますが、我々のの方が薄くてコクがない感じ。
 こんなに上等な豆を、こんなにきっちっと綺麗に、多分私は淹れないと思いますが、それでも湯の温度とか、湯のかけ方とかは勉強になりました。
 湯を注ぐタカヒコのコーヒードリップャbト雫は優れもので、ちょっとほしくなりました。
値段を調べたら、思ったほど高嶺の花ではありませんでした。
  
 しる人ぞ知る、けっこう有名らしい 大山崎COFFEE ROASTERS のコーヒー豆100gと、試飲に選んだHOTOKIのこの白いコーヒーカップもお土産に貰って、受講料4000円とリーズナブル」でしたし、参加者の若い人と久しぶりに話せたので、楽しく有意義な半日でした。
 家では午前中に受講した家内の淹れたコーヒーを飲んで、まだ自分では全く淹れてはいませんがね。

    返事
花水木さん:2011年5月のブログを確認したら、
    いじったのは和さんだけでした、おかしいなあ?他でかな?
コメント (2)
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神代の時代0≠Q 羽束師神社

2016-09-07 | 天皇陵巡り
 
 前回は最初に現れた神、宇宙を統一するアメノミナカタヌシノカミの話でしたが、これと同時に、宇宙の生成をつかさどる神 高御産巣日神(タカミムスビノカミ)と神産巣日神(カミムスビノカミ) が高天原に現れましたし、この三柱(ミハラシ)の神に続いて ウマシアシカビヒコヂノカミとアメノトコタチノカミの二柱の神が出現しました。
この五柱(イツハシラ)の神は、地上に成った神とは別で、天神(アマツカミ)だそうです。
 写真は羽束師神社の鳥居です。
   
 以前奈留島から車ごと帰っていたゴールデンウィークに、娘の運転免許証更新に付き合って一人羽束師の免許更新所付近を彷徨っていた時に、たまたまこの神社のお祭りの還幸祭(オカエリ)に出会って、この神社を知りましたしブログにも書いて、ハズカシを花水木さんにいじられたことがあります。
 
 羽束師神社(ハズカシジンジャ)、正式には羽束師坐高御産日神社(ハズカシニマスタカミムスビジンジャ)、雄略天皇21年(477年)に創祀、祭神は世界で2番目と3番目の天神である タカミムスビノカミとカミムスビノカミですので、由緒正しく古い神社です。
 
 ここも買ったばかりの頃に折り畳み自転車で訪れました。
家から10㎞ちょっとありますが、南の方なのでゆっくりした下り坂、羽束師神社に到着して写真を撮って、帰り始めたころより雨が降りだしました。
一番近い京都地下鉄駐c駅で自転車をたたみ、袋に入れて輪行で帰りました。
折り畳み自転車の利点を早くも利用、今後もこの折り畳み自転車を足にして天皇陵巡りを始めますが、まだまだ第1代天皇陵まで行きつかず神話の世界が続きます、神話の勉強と思って飽きずに付いて来て下さいね。

     返事

花水木さん:男性土偶は下半身だけですが、中央にあるのがシンボルです。
     朝丘雪路さんは深水が溺愛した娘だったこと、すっかり忘れていましたが、
    なんとなくそうだったことを思い出しました、ありがとうございます。
コメント (1)
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展覧会

2016-09-04 | 京都から
 
 9月になって、さすがに少し涼しく感じいられるようになりましたが、久しぶりに過ごした京都の8月は暑かったです。
 夏の休日暑い時は、屋内駐車場の有る大きなスーパーか、冷房の効いた公共施設に行くのが一番です。
そう言えば、夏はクーラーの効いた手術室で一日中手術しているのが、一番好きでしたね。
 残暑厳しい8月末、大津市歴史博物館に「発掘された日本列島2016」を観に行きました。
 
 縄文土器から近代の発掘まで、たくさん発掘品が展示されていましたが、
  
この鳥の埴輪、とぼけた顔が素晴らしいと思いませんか。
ほんまに本物かと、疑うぐらい、現代的です。
 
 実際に触れられるものもあって、写真撮影もほぼ許可されていました。
黒曜石は実際に手に取ることが出来、かざしてみると、黒曜石はガラス質なんだなあと言うことがよく分かりました。
 
 土偶は豊作や豊潤を表わす女性像が多いいですが、こんな珍しいかわいい男性土偶も展示されていました。
 
 違う夏の日、滋賀県立近代美術館を訪れましたが、立派な建物です。
以前はあった、軽い食事も出来る喫茶室が無くなっていたのが残念です。
 
 観覧したのは「バーナード・リーチ展」、島にいる時は使うこともなかったJAFの会員証で、少し安くなる施設があるのはうれしい限りですが、なんといっても展覧会は空いているのが一番だと思います。
 
 また違う夏の暑い日、京都駅にある美術館「えき」に二人で地下鉄で行って、「世界の巨匠たちが子どもだったころ」を観ました。
平日なので混んでなく、特にロートレック・伊東深水・横尾忠則の十代の絵は素晴らしいです。
 文化の秋ではなく、文化の夏の方が、まだまだ暑くなりそうな21世紀の日本にはむいてそうです。

    返事
花水木さん:瓢亭さん、昔は数十個作ればよかった瓢亭卵、
    今なら千個ぐらい作らなければならない日もあると思いますが、
    なかなか卵から脱出できないのではないのかもと・・・・・。
     そう言えば、私は長い間和式にしゃがむことをしていませんし、
    ウオシュレットなしもないぐらい、世の中は洋式洗浄便座ですね。
コメント (1)
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