島の医者になって、た頃もあった

70代男の日記風ブログです。新連載「京都へ、京都から」も始めました。

吉野へ2.如意輪寺

2021-07-05 | 
 
 鳥のさえずりさえも聞こえない静かな朝に、ゆっくりと庭を観ながら、龍に見られながら朝食を食べ、苧ム院を出発。
車で数分の今回の最大目的地、後醍醐天皇陵の有る如意輪寺(ニョイリンジ)を目指しました。
 
 江戸時代に真言宗から浄土宗に改めた南朝勅願寺如意輪寺の本堂です。
楠木正成の息子正行(マサツラ)が大阪四条畷(ナワテ)の合戦前に、この本堂の扉に鏃(ヤジリ)で辞世の句を刻んで、出陣しました。(まあ、違法落書きと同じと言えば、そうなんですが)
 
 如意輪寺には後醍醐天皇陵があり、これは無料で巡れますが、500円の拝観料で入った所には、後醍醐天皇御霊殿もありました。
内部には天皇ご自作の木像があるそうです。
 
 500円の拝観料ですが、庭はたいしたことは無く、宝物殿の正行公の刻んだ辞世之扉は有りましたが、写真撮影は禁。
 まあ吉野の谷が見渡せる宝物館からのこの眺めは、桜の時に来たら総観でしょうね。
 
 楠公父子の石像も、それ程立派なものではありませんでしたが、
   青葉繁れる桜井の~ 
    里のあたりの夕まぐれ
     この下かあげに駒とめて~symbol7
と、この時代には育ってないにしては、軍歌や桜井の別れの歌が、自然に口から出てくる私です。
 
 と言うことで、帰りには奈良県宇陀に有る、高台にあって写真のようにほっこりする皇后陵にも寄って(今回で4回分巡れる)、吉野の旅を終えました。
 今はまだどこもガラガラで(私の行く所がマイナーのせいもありますが)、旅行に行くなら、オリンピック前で夏休み前でもある今かもしれません。

コメント (1)
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