女の子だもん
小学校の5年生のときに 同級生に好きな男の子がいました。
背が小さくて 可愛い顔して 頭も良くて。
彼は転校生でした。H君といいました。
友達もこの彼の事が好きでした。
私たちのグループ(あ、先日【あの素晴らしい愛をもう一度】の記事に出て来たメンバーです。)と 彼たちのグループは結構仲が良くて よく一緒に遊んでいました。
バレンタインデーの何日か前に女子だけで集まり この男子グループにチョコを上げようと言う事になりました。
画用紙を買って来て ハート型にくりぬき 「バレンタインデー 招待状」と書いて招待状を作り 男子に配ります。
が・・・しかし。当日の事を思い出せません
チョコを上げる前か後かは覚えていませんが、H君にラブレターを渡した事も覚えています(ませてたなぁ~www)
片思いで終わった事だけはしっかりと覚えていますけどね(笑)
6年生~中2時の話は割愛(^^ゞ
そして話は中学3年生です。
私は3年4組です。
小学生の時のあの仲良しグループとは離れ離れでした。
H君は隣りのクラスの3組でした。
文化祭で各クラスの「学級新聞」を作る事になりました。
何故か私は自分のクラスではなく、3組によく出入りしていたので3組の新聞作りを手伝う事がよくありました
3組に仲の良い子が多くいたと言うのも原因のひとつなんでしょうが何故に???
意味不明です
そんなある日。放課後 学校に残って仕上げないと間に合わない!と言う事が判明。
用務員さんにその事を伝えると「夜の九時まで」と言う許可が下りました。
夕方から夜の学校と言うのは怖いものです。
が!大勢でワイワイガヤガヤ 電気が煌々とついてる教室。
怖くなんてありません。
机を一部後ろにやって 教室の真ん中で「あ~でもない こ~でもない」と新聞作りです。
その作業をする中に 例の5年生のときに好きだったH君がいます。
その頃、私には「ひとこと」の方でも書きましたが クラスの違う「ニーチェの君」に片思いをしていたので H君のことは普通に友達として接していました。
そして そのH君にもクラスの中に付き合ってるK・Yちゃんがいました。
そのK・Yちゃんとは幼稚園頃からの知り合いです。
中学生になったK・Yちゃんは 背がスラっとしていて 髪が長く色白でお目目ぱっちりの美人さんに成長していました。
髪は 麻丘めぐみちゃんのようにお姫様カットでした。
多分 本人も 麻丘めぐみちゃんを意識していたと思われます。
美男美女のカップルです。
私の入る隙はありません。ってか入ろうとも思っていませんでしたが(笑)
そうこうしてる間に新聞はどうにか仕上がりました。
用務員のおじさんが 電気を消しに来て 私たちは廊下へおいだされました。
廊下も真っ暗です。
窓から差し込む外の外灯と月明かりだけが 階段へ行く 頼りの灯りでした。
皆で「怖いね~」「こわっ!」「こっち こっち~」とワイワイ言いながら 階段方向へ向かっている時でした。
スッと差し出された一本の手。
『あ』っと思った時 既に手は繋がれていました。
『誰?』そう思いながら横を向いて少し見上げると 窓の外の明かりを背にH君が立っていました。
「大丈夫?」H君が尋ねます。
「う、うん 大丈夫」
「でも ちょっとだけ このまま・・・な?」
(そのときのセリフ 鮮明に覚えていますよ 私。)
「でも Yちゃんが・・・」そう 咄嗟にH君の彼女のYちゃんを探しました。
すると 後ろの方でH君を探してるYちゃんが目に入りました。
H君の手を放して「Y・・ちゃ・・・」声を掛けようとした私を制し、私の腕を掴んでH君が階段の方へ急ぎます。
『え?え?え?どう言う事???』
そう思ってる時にH君が言いました。
「小学校のとき。お前がくれた手紙。今も持ってる。」
『ぎょえ~~~~~!!!
なにそれ~~~~~~!!!
今更そんな話持ち出すな~~~(^^;
あんな恥ずかしい ラブレター。とっとと捨ててくれよ~
』
その後 彼はYちゃんの元へ戻って行きました。
私たちは無事 運動場を通って門まで辿り着き それぞれのウチへと帰って行きました。
細かい事は忘却の彼方ですけどね。(またか)
実はこの数年後に近くの駅でH君とバッタリ会いました。
その時にも彼は私に言ったんですよね。
「あの手紙 今でも持ってて 時々読んでる」って・・・。
どんだけ(^^;
しかし 彼は一体何が言いたかったのやら [壁]・ω・)ん?
長々書きましたが「本当は好きやった」と言われたとかのオチ ありません(なんじゃ そりゃ)
もし 今偶然出くわして 同じセリフ言ったら笑えるよね?
さすがに そら ないか?( ̄m ̄*) ププッ
あ。誤解のないように言っておきますが 麻丘めぐみちゃんがブレイクしたのは私が中学の時ですよ~