塔ノ岳から菰釣山へ

目標は塔ノ岳から菰釣山を目指して....
「マーラー9」アダージョを山行のお伴に....

塔ノ岳から橋本駅北口へ 2009.04/19(日)の記録

2009-05-20 21:15:30 | 日記
             

 丹沢の山は4月と5月に一年で最高のシーズンを迎えています。

2009年の冬はこれまでないほどに暖冬でした。積雪のないままに春を迎えています。
 塔ノ岳から菰釣山へが永遠のテーマですが、その前にやるべきことがあります。1月から3月の間に足を鍛えるので距離を踏んでおきます。
 大倉ロッジ峠のそばに車を停めておき、そこをベースキャンプにしておいて塔ノ岳3本/1日をやります。
 3ケ月で塔ノ岳を45回ほど往復します。平均して上り78分で下り50分でしようか。3往復を7時間30分でやります。その集大成として大倉バス停から橋本駅北口までをスピード重視でやります。


 大倉バス停7:13-8:29塔ノ岳8:29-8:56丹沢山8:56-9:37蛭ケ岳9:41-10:13姫次
10:16-10:45焼山10:45-11:14焼山登山口バス停11:21-11:57三ケ木バス停11:57-
12:28城山高校前12:28-橋本駅北口12:58(所要5:45)


当日はスタート時気温15度で頂上気温10度でゴール時気温21度でした。

 渋沢駅7:02発の2番バスで大倉バス停から先発している1番バス組を追いかける。見晴小屋までに全て抜き去り、一本松からは静かな山となる。行く手には桜の花が見え新緑の萌葱色が鮮やかだった。

 堀山ノ家まで44:06で塔ノ岳頂上まで1:16:26の入りで85パーセントの力だった。塔ノ岳登頂回数は1893回目で世界チャンピオンの比ではないが日本チャンピオンくらいにはさせてもらう。塔ノ岳はそのまま通過してすっかり路の乾いた主脈縦走路に入る。初めての主脈縦走路から30年経ち、こんなに続くとは思いもしなかったが、あっという間の30年だった。山小屋の小屋番も全て代替わりして小屋も立て替えられた。しかし山の景色は変わらない。塔ノ岳から丹沢山までは何往復したことか?

 1984年3月の豪雪と1998年3月の積雪は丹沢山のみやま山荘が見えなくなるほどだった。丹沢山までは記録狙いの最高の入りとなる。丹沢山から蛭ケ岳間は丹沢の屋根である。不動ノ峰の三角点を過ぎると目の前には雄大な西丹沢の山々と富士山が視界に飛び込んでくる。蛭ケ岳を背景にして見事な 山岳パノラマである。アルペン丹沢と呼びたい。鬼が岩も上半分は崩壊して昔と登山路が変わっている。下半分はコイワザクラの名所であったがなくなってきているのも時代の変遷だろうか?

 棚沢の頭手前で大磯在住のスーパーマンとすれちがう。おととしは大倉から日帰りで蛭ケ岳を45往復はしているのだ。蛭ケ岳通算250回越えしている御年72歳で最後のスーパーマンと認識している

大倉バス停から蛭ケ岳まで2:24:34で762回目だ。ここまできたら蛭ケ岳1000回を目指そう

 小屋番と話してコーラを1本飲み3分で出発する姫次までの出来がその後を決める。姫次2:59:49でsub3をわずかにクリア姫次226回目。

 姫次からは檜洞丸と大室山の大キレットの間から菰釣山が見えている。焼山までのトレイルは下り基調でトレイル・ランとなる焼山は3:32:32で74回目。

 焼山登山口バス停まではかつては西沢沿いに降りていたが一昨年の台風で崩れて尾根道伝いとなっている。途中1ケ所滑ると谷底まで落ちる怖いところもある。焼山登山口バス停まで4:01:43であった。

 後は国道413号線のロード17KMである三ケ木まで7KMである。納得の入りで城山役場入口バス停からのラストのフラット4KMの出来は悪くなく自己ベストで大倉バス停から橋本駅北口まで5:45:00だった

 塔ノ岳から菰釣山そして旭日丘バス停までは時間でこのほぼ2倍となる。
単純比較は出来ないが本番は大倉から蛭ケ岳まで2:50:00で入って行くことになる。序盤の大倉尾根は後半に余力を残したいので無理はしない。前半の犬越路まで5:20:00で入りたい。犬越路から大室山が後半の第一の厳しいところだ。上り詰めの43分台で行きたい。
 大室山肩から進路が西に変わり山梨県と神奈川県を隔てる甲相国境尾根となる。モロクボ沢ノ頭から大界木山の上りと菰釣避難小屋から菰釣山の上りがいつも足にきびしい。しかし菰釣山から高指山はホッとするのか一転楽になる

 塔ノ岳1日3本と橋本駅北口までのタイムトライアルがあって菰釣山への路が開けると考えている。

 丹沢通い歴30年であるが、約10年前に突然出現した世界チャンピオン氏に刺激を受けた影響が一番大きいと考える。漠然と43歳までただ丹沢の山を歩いてきて、突然46歳から今のパターンが定着した模様である。世界チャンピオン氏の出現にお礼を言いたい。

 塔ノ岳に集まる全ての常連の顔を思い浮かべると、どなたも皆執念の塊である。何が楽しくて同じ路を何回も通うのか?違う山には行かないのか?などと考えながら、やはり山と人との繋がりがそうさせるのでしようか?いつもそう思うのですが突然姿を見せないなんてやめてください。心配するし、がっかりします。道すがら無愛想ですれ違いますが本当は山小屋の中でゆっくりと語らいたいのです。
でも、こうして歩けるうちは歩き続けましょう。

 こんなにも長い時間と距離を歩けるようになるとは夢にも思いませんでした。30年間の間にたくさんの兵がいて30年前に一緒に丹沢主稜を日帰りで歩いたことが今でも心に残っています。とくに蛭から檜洞丸を歩くと思い出が蘇ります。
 最後に長くなりましたが丹沢の山は神奈川の屋根であり、大切な水源の山となっています。この美しい貴重な大自然を命の限り見守って行きたいと思います。
 同志の皆さん、丹沢の山をいつまでも忘れずにいてください。
夏は北アルプスでも一年のうち何カ月間は戻ってきてください。

 そして、たくさんの再会を楽しみにしています

 2009.03.28(土) 稜線 積雪30センチ 曇り

大倉バス停7:19-大倉ロッジ峠7:23-塔ノ岳8:35-9:57蛭ケ岳9:59-10:39姫次10:43-11:48焼山登山口11:53-三ケ木12:30-橋本駅北口13:34 (6:15:08)


2009.03.15(日) 稜線 積雪30センチ 晴れ

大倉バス停7:54-大倉ロッジ峠7:58-塔ノ岳9:13-10:33蛭ケ岳10:36-11:16姫次11:19-12:23焼山登山口12:29-三ケ木13:03-橋本駅北口14:04 (6:09:20)


2009.01.02(金)  晴れ

大倉バス停7:17-大倉ロッジ峠7:21-塔ノ岳8:40-9:50蛭ケ岳9:53-10:27姫次10:29-11:36焼山登山口1:40-三ケ木12:17-橋本駅北口13:18 (6:01:42)


2009.01.04(日)  晴れ

大倉バス停7:19-大倉ロッジ峠7:23-塔ノ岳8:40-9:50蛭ケ岳9:53-10:28姫次0:31-11:35焼山登山口11:41-三ケ木12:16-橋本駅北口13:15 (5:56:10)

2009.04.29(水)  晴れ

大倉バス停7:18-大倉ロッジ峠7:22-8:34塔ノ岳8:37-9:46蛭ケ岳9:51-10:22姫次10:25-11:29焼山登山口11:36-三ケ木12:13-橋本駅北口13:19 (6:01:33)

2009.05.02(土)  晴れ

大倉バス停7:17-大倉ロッジ峠7:21-塔ノ岳8:33-9:41蛭ケ岳9:44-10:16姫次10:18-11:17焼山登山口11:22-三ケ木12:01-橋本駅北口13:07 (5:50:08)

 これだけの練習を積んでの新記録達成でした。

最新の画像もっと見る