塔ノ岳から菰釣山へ

目標は塔ノ岳から菰釣山を目指して....
「マーラー9」アダージョを山行のお伴に....

蛭ケ岳から表尾根 09.06.07(日)の記録

2009-06-07 19:55:35 | 日記
 

 大倉ロッジ峠4:22-堀山ノ家5:10-5:44塔ノ岳5:48-丹沢山6:24-7:26蛭ケ岳7:47-鬼が岩7:57-不動ノ峰8:08-丹沢山8:24-竜ケ馬場8:33-日高ノ峰8:39-塔ノ岳8:49- 新大日9:03-行者岳9:16-烏尾山9:23-9:34三ノ塔9:42-牛首10:05-林道10:21-大倉バス停10:29

本命の土曜日は一日雨で見送りで残念であった。土曜日なら気楽なので距離と時間を追求できるのだが、日曜日は交通渋滞もあるし、明日は仕事だからと考えることもあり、スケールが小さくなってしまう。先週5/30の塔ノ岳から菰釣山は、バン木ノ頭付近でキイロスズメバチの目撃もあり、そろそろ潮時かもしれない

 今日のコースは、丹沢へ通い始めた頃からの日帰り定番コースだ。
大倉尾根から蛭ケ岳へ行き、往路を戻るだ。が、しかし、今日6/7は丹沢ボッカ駅伝が大倉バス停9:00スタートで帰りの大倉尾根でかち合うので復路は、2007年10月06日以来の三ノ塔尾根だ 

 朝は自然と身体が反応し、定刻に大倉に着いた。駐車スペースにテントが張ってあり驚いた。朝は3時42分で足元が明るくなる。今のこの時期は最高の条件に恵まれている。菰釣山越えも狙える時間のスタートとなるが、昨日は自然にレストとなり足の疲れはとれているのに調子が今一で切れが悪かった。堀山ノ家から少しづつ戻りつつあった。昨日が大雨だったので誰にも会わない静かな大倉尾根だった。

 塔ノ岳頂上からは残雪を抱いた見事な裾野を引いた富士山が、その偉大な姿を惜しむことなく見せていた。やはり丹沢は、富士山が効いていると思う。塔ノ岳から蛭ケ岳まで夏に向かいつつある主脈縦走路を、デジカメで190枚写真に収める。見なれた景色ではあるが、雨上がりの条件と若葉の緑と早戸川側と関東平野は雲海で大山の頂上部だけが現れていた。丹沢山まで70枚、丹沢山から120枚と忙しさだった。


 気温は17度でやや蒸し暑い。風はなし。天気予報では29度近くまで上がる予報だった。全てが富士山と良くマッチした景色だった。
朝方が勝負だと往路は写真重視、復路は歩き重視で行く。夢のような主脈縦走路だった。丹沢山つるべ落としの中腹に唯1本、ピークともいっていいミツバツツジの花の鮮やかさが印象に残る。

 モーツアルトの彩り豊かな旋律が、頭の中で響いてきそうな素晴らしい天気と神々しい山々だった。

 不動ノ峰頂上付近でそのクライマックスを迎えた。頂上を抜けたところから見える西丹沢の山々とそれを前に従えた、大きく裾野を引いた雄大な富士山が偉大です。

 棚沢ノ頭を抜けた笹の平地と、その先の小ピークを越えたところの右側の階段が崩れた急な下りから、蛭ケ岳を中心とした、右に袖平山と、左に本ダルミ・ミカゲ沢ノ頭を両隣に抱えた蛭ケ岳の筋骨隆々たる均整美と、鬼が岩の二つの角の間から見える残雪抱いた富士山は大変見事です。

 ここ5/9を最後に天気にめぐまれていなかったので、6/7はブラボーだった。
モーツアルトのピアノ協奏曲20番台の全ての第2楽章が、今日の山の景色と、この場に居合わせた私の心境に、合い通じるものがあります。このままのピュアな気持ちをいつまでも持ち合わせたいと思います。30年前に初めてここを訪れた気持ちのままでいたいと思います。

 復路は、歩きに専念して三ノ塔までノン・ストップで行く。表尾根はここ最近は2年に3回くらいなので新鮮だ。大倉尾根の迂回路として三ノ塔尾根を利用している。

 8時を廻ったころから、昨日の大雨と今日の太陽の直射で、ガスが湧き上がり、その中へと飲みこまれてしまう。日高ノ峰からはガスの中となる。塔ノ岳頂上は、1番バス組先頭到着の前に通過する。大室山の登りと甲相国境尾根で修業した成果から、三ノ塔の登りは短かった。が、三ノ塔尾根は、暗い人工林の中で特に牛首までが長く感じられた。

 今日は、先週から比べると時間で半分だったが、明るく爽やかな印象を残して終わる。
丹沢の最高峰蛭ケ岳は、やはり偉大だった。また行こう













 







 








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