カーナビをセットすると、一般道で120km以上の距離であるが、早朝という事もあり、一般道で行く事にした。途中、国道6号で、キラーカーン近藤とすれ違う。水沼に行くのだろう。
三春ダムは4月の満水期にしか来た事が無い。満水期のポイントは分かっているが、減水期はさっぱり分からない。とりあえず、カーナビにポイントを記録してある春先に良さそうだった流れ込みに向かう。橋の上から眺めるが、春先とは全く様子が違う。始めは、場所を間違えたかと思って、車に乗り込んで、更に進んでみたが、やはりカーナビの地図では、さっきの所だ。また戻り橋から眺めるが、やっぱり全く眺めが違うのだ。春先は、一面広い水面が広がっていたが、今は、深い谷がどこまでも続き、水は見えない。はるか先には、春先には無かったはずの巨大な堰堤(砂防ダム)が見える。水は無く、釣りが出来るような所は見当たらない。それから、釣りの出来そうな所を求めて、湖の周りをさまよい走るが、水面に降りられそうなところが無い。ダムサイドの近くには、湖に降りられそうな道が何本もあるが、全て途中で封鎖されていて、行き止まりである。ようやく、ダムサイドに近い、大きな親水公園の下に歩いて降りることが出来た。水面は一面アオコで真っ青。アオコの下には、大きな魚の気配があちこちでしているが、コイかもしれない。魚はいそうであったが、アオコの中で竿を出す気にもならない。バサーが1人降りてきたので、色々聞き出す事が出来た。水面まで降りられるところは多くないらしい。
再び、車でさまよっていると、別の公園の下で、へら師発見!喜んで急いで道具を担いで、公園を降りて、近づいて行くと、釣りを丁度止めて道具をたたんでいるところだった。竿掛、タモ網、どれを見てもこれ以上粗末なものはないという道具だ。しかし、道具で人を判断してはいけない!へらバックは?・・ない!竿ケースは?・・ない!おそるおそる、「どうですか?」と尋ねると、「この前は、40cmのニゴイが釣れたんだが、今日は全然だめ!」ニ・ニゴイ?・・・・・「へらはダメですか?」「・・・・」「○○橋の下あたりでやっている人をみたことがあるよ」がっかりして、うなだれていると、さっきのバサーがまた降りてきた。「また、別の場所で会うかもしれませんネ」と挨拶をする。重い荷物を背負いなおし、心臓破りの坂を3回も休みながら、ようやく車に戻った。○○橋へとりあえず行ってみる事にした。
その橋から眺めると、岬の突端にパラソルをさした完璧なへら師を発見!今度は荷物を持たずに、森の獣道を下っていくと、いきなりへら師の後ろに出た。近づいて声をかけると、何と竿を2本出している。エサボールの中にはグルテンのような物が入っているが、よく見ると、ネコ砂(ネコのトイレの砂)のようだ。へらウキは、2本とも斜めに立っている。いやな予感!竿を上げると、2つのハリには、まだエサが残っていた。両グルかと思ったら、何と両ミミズではないか!ネコ砂は、りんたろうだった!話を一応聞くと、ブラックバス狙いだという。へらの釣れそうな所を知りませんかと尋ねると、「・・・・んん・・・・」「あっちの方で見たことがある」と、指先はどこを指しているのか分からない。
結局、何の情報も無く疲れ果てて帰ることにした。帰りは高速だ。高速は、一般道より20km以上も距離が短い。水沼に寄り、キラーカーン近藤を少し冷やかしてから帰ることにした。 水沼編に続く。

