マイタのブログ

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地味に雄々しく。

2018年12月13日 | 鶴の友

 1942年(昭和17)、企業整備令により中小企業の整理統合が進められ、日本酒を造る酒蔵も国の政策による淘汰の波が押し寄せました。

なんと、樋木酒造さんもその対象として名前を挙げられたそうです。

江戸のころより酒造業に励み、税金もキチンと納め続けてきたのに何故か! と、樋木耕平社長の毅然とした主張に明確な返答は無く、結局その地域では各蔵が従来通り酒造りを続けることが出来ました。

お上の指示に従わなかったのですから、さぞやひどい仕打ちを受けたであろうと想像したのですが、企業整備令が廃止された四年後・・・






気骨のある酒蔵ですねぇ。

これは記念すべき第一回 関東信越清酒鑑評会(昭和24)のもの。




ちなみに記念すべき第一回といえば、こちらも・・・



・・・明治ですわ。




歴史は大切にしたいものです。無くすのは簡単ですが、つくるには気が遠くなるような年数と携わる多くの人たちの力が必要ですからね。

トランプ大統領とカルロス・ゴーンさんが力を合わせたとしても、この蔵の積み重ねてきたものには敵わないのですよ。



では、本日も日本酒で乾杯!


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