「日本酒一合のアルコールを分解するのに、約三時間かかります。」
今朝 新聞を開くと否が応でも目に飛び込んでくる文言が… 職業柄ってやつですな、我が家のホームページ上でも見慣れた言葉ですし。
紙面のものは某大学の教授が書かれた文章ですが、全アルコール飲料に占めるシェアが一割にも満たない日本酒を例えに使って下さるのは有難いと思いつつ、ピンとこない方も少なくないのでは?といささか不安になったりして。例えばその「一合」という単位が。
日本で長い間使われてきた尺貫法の使用が禁止されたのは昭和41年と言いますから、私が生まれた年ですね。その後は体積を表す単位は「リットル」になりましたので、「合」とは言わず「ml(ミリリットル)」が使われてきたと。私なんぞが偉そうに申すことではないと解っておりますが、マイタのブログをご覧下さっている若い人たちに再確認していただく意味で簡単に・・・
一合(いちごう) = 180ml
その10倍、十合が 一升(いっしょう) = 1.8?(1800ml)
その10倍、十升が 一斗(いっと) = 18?(18000ml)
その10倍、十斗が 一石(いっこく) = 180?(18000ml)
ということなのであります。
そして、一合を見える化したのが こちら↓
写真 奥に見えます金鶴のワンカップが丁度一合入り。さらに手前、白地に藍色の蛇の目模様が映える唎き猪口(ききぢょこ)にもなみなみ注いで一合。となりに置いた朱盃は大きさの比較用です。補足ですが、ワンカップでも一合より沢山入っている「増量カップ」なる品もございますので、そこはお間違えのないようにお願いします。金鶴のカップが一合ですよ、金鶴の。
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さて、それでは本題の「アルコールの分解速度の話」に・・・ といきたいところですが、長くなってしまいましたので それはまた後日ということでご勘弁を。
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