コンビニ弁当の「見切り販売」が話題になってますな。
期限切れが近付いた弁当の値引き販売を認めるか否か、という事のようですが、販売店及び消費者の方々は見切り販売「賛成」、コンビニ本部は「反対」。
賛成派のご意見としては、「ゴミの減量になるし、環境問題への配慮からも値引きして売りきったほうが良い」とか、「食糧不足で苦しんでいる貧しい国がある一方で、まだ食べられる物を廃棄するなんて考えられない」等々、また、店主からは「まだ食べられる物を廃棄すること自体もそうだが、廃棄処理にかかる経費ももったいない」といったご意見が山のように寄せられているそうで。
対するコンビニ本部側から具体的なコメントは今のところ無いようですね。一説には「廃棄処理の費用の15%(?)を本部側が負担する」との対応策を検討しているのだとか言われてますが、正式発表はされていないようなので真偽のほどは定かではありません。
それはさておき、ポイントを整理すると、一番問題なのは「常に余るほど在庫していること」だと思うのですがねぇ。世界屈指のPOSシステムを導入していることでも有名な組織ですから、日毎の販売数量予測を立てることなどお手のものでしょうに。それもかなり正確に… つまり、商店経営の基本である「適正在庫」を無視し、売れるよりたくさん(売れ残ることが分かりきっている量を)並べることが常態化していることを議論すべきだと思うのですが、私の考えっておかしいですか?
まぁ 何故そこまで過剰在庫をしなければいけないのか、ちゃんと理由があるのも知っていますけど…
経済活動と環境問題は天秤のようなものですから、どの角度から見るかで答えは変わるのでしょうねぇ。