自遊空間、 ぶらぶら歩き。

日々見たこと、聞いたこと、読んだこと、考えたこと

ボストン美術館浮世絵名品展「北斎」

2014-06-20 | 展覧会

神戸市立博物館でボストン美術館浮世絵名品展「北斎」を観てきました。

 

会期は6月22日(日)まで。
毎度のことながらすべり込みです。

ボストン美術館は約5万点の浮世絵を所蔵しているとのことですが、これまで展示する機会が限られていたために、鮮やかな色彩が残されているそうです。

今回の展覧会では葛飾北斎の傑作約140点が里帰り展示されています。
各作品はそれほど大きくないので、壁にへばりつくように人波が動いて^^行きます。

この展覧会、しり上がりに人気が出て、私が出かけた6月17日も平日にもかかわらず、入館1時間待ちでした。
まるで、東京の美術館みたい^^。

それにしても北斎、初期の浮絵(透視図法を取り入れた遠近感のある絵)、文字を入れ込んだ六歌仙など壮年期の絵、切り抜いて立体感を出す組上絵、富嶽三十六景シリーズ、花鳥版画、晩年の百人一首うはかゑとき(乳母が縁説き)など実に多彩だし、構図が大胆です。

展示の最後に北斎の娘、葛飾応為(おうい)の三曲合奏図がありました。
晩年の北斎の身の回りの世話をしていたそうなのですが、絵も一部手伝っていたのではないかという説もあるそうです。

原画は買ってきた絵葉書よりずっと色鮮やかでした。魅き付けられました。

 

 

 

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苦楽園口 フォンテガーラでランチ

2014-06-19 | 食べもの・飲みもの

月1回、おばはん3人組でのフルートアンサンブルのレッスンです。

で、恒例の練習後のランチは苦楽園口、フォンテガーラへ。
2人で3100円のペアセットがあるのですが、1人追加で1人1550円になるようアレンジしてくれました。

 

グリーンサラダ

 

小海老とズッキーニのペペロンチーノ

 

マルゲリータとマリナーラ

 

デザートはほうじ茶のアイスクリームとティラミス

 

 

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京都大学交響楽団 第195回定期演奏会

2014-06-18 | コンサート・音楽・宝塚

6月17日(火) 兵庫県立芸術文化センター大ホールで京都大学交響楽団第195回定期演奏会

曲目は―
シューベルト◆劇音楽「ロザムンデ」序曲
ラフマニノフ◆ピアノ協奏曲第3番
 ピアノソロ/松本和将さん
 アンコールで―
 ショパン◆小犬のワルツ
シベリウス◆交響曲第2番

客演指揮/齊藤一郎さん

 

ピアノソロの松本和将さんは1998年に19歳で日本音楽コンクールで優勝した、プロ中のプロといえるピアニストです。

このところ、学生オケとプロソリストとの協演を聴く機会が増えましたが、松本さんの演奏には学生を導き、楽しみ、一体となっているという気持ちが感じられました。

京大オケは1916年創立、今年で98周年だそう。
戦中戦後も定期演奏会が途切れることがなかったという名門オケですが、このオーケストラも外部の大学からの参加が多いです。

実力のあるオーケストラで演奏したいという気持ちはわかりますが、所属大学でのオケ活動も頑張ってくれたらいいのだけれど、年2回定期演奏会があったら、それは難しいかな。

京大オケ、中1日おいて、京都コンサートホールで、同じプログラムで演奏会です。

 

 

 

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ザ・シンフォニーホールからJR大阪駅までぶらぶら歩き

2014-06-17 | 花・木・実・いきもの・自然

ザ・シンフォニーホールからの帰りはたいてい、JR大阪駅まで歩きます。

 

この日(6/15)は一度行ってみたかったグランフロント大阪南館9階のテラスガーデンに寄りました。
大規模ビル開発などでは、敷地内での緑化が法律・条例などで義務化されていて、屋上に庭園、農園を作るビルが増えましたね。

テラスガーデンはそう広くはありませんでしたが、ベンチなどもあって、休憩するにはいいポイントです。

 

よく行く大阪ステーションシティの屋上の緑が見えます。

 

そして、夕食は美々卯三越伊勢丹店で季節限定の鱧(はも)天丼。
グランフロントの食堂街も気になるお店はあるのですが、ステーションシティのお店は独立性が高く、落ち着いて食事ができます。

 

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交響楽団ひびき 第10回定期演奏会

2014-06-16 | コンサート・音楽・宝塚

6月15日(日) ザ・シンフォニーホールで交響楽団ひびき第10回定期演奏会

曲目は―
ベルリオーズ◆序曲「ローマの謝肉祭」
サン=サーンス◆チェロ協奏曲第1番
 チェロ独奏/北口大輔さん
 アンコールで―
 ジョバンニ・ソッリマ◆アローン
サン=サーンス◆交響曲第3番「オルガン付き」
 オルガン/松井公子さん

アンコールで―
J.S.バッハ◆主よ人の望みの喜びよ

客演指揮/蔵野雅彦さん

 

交響楽団ひびきは関西圏の大学オーケストラ出身者を中心にして結成されたアマチュアオーケストラです。
10回の節目となる、定期演奏会はザ・シンフォニーホールを満員にして行われました。

いやはや、いつものアマオケの定演だろうからと、神戸からギリギリに到着した私は前半は外見(そとみ^^)と立ち見でした。

さすが、ザ・シンフォニーホールのスタッフさんたちです。
団員が舞台に入って並びだしたときにはギリギリに会場に来た観客はロビーで待機させ、短い休憩のときにも、ぽつぽつと少しだけあった空席に座ることもやんわりと断っていました。

そのおかげで、ざわざわすることもなく、静かに演奏が始まりました。
と、外のモニターで見ていた私^^です。

チェロのソロやパイプオルガンを使うという曲の選定、立派なホール。
観客が集まる^^要素をたくさん備えて、10回という記念の会を成功させた、「ひびき」のみなさん、よかったですね。

 

 

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甲南大学文化会交響楽団 サマーコンサート2014

2014-06-15 | コンサート・音楽・宝塚

6月8日(日) 神戸文化ホール大ホールで甲南大学文化会交響楽団サマーコンサート2014

曲目は―
ベートーヴェン◆「エグモント」序曲
ドヴォルザーク◆交響詩「真昼の魔女」
ドヴォルザーク◆交響曲第6番

学生指揮/松田文菜さん、学生副指揮/中村紘子さん

 

ここ数年聴きに行く機会の多い甲南大オケです。
今年はステージ上に、学生にしては老けた人^^が多いなぁと思ってプログラムを見たら、OB、OG、賛助の参加が多いメンバー構成でした。

合同練習がし難かろうと思ったのですが、「エグモント」はじめ、落ち着いたいい演奏を聴かせてくれました。

指揮の中村紘子さんは学生指揮デビューだそう。
演奏が終わって、舞台の袖から「頭が真っ白になった~」という声が客席にまで聞こえてきたのですが、もしかして彼女?^^でしょうか。

 

 

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ブルージャスミン

2014-06-14 | 映画・テレビ

ブルージャスミンを観てきました。

 

映画のレビューを読むと、「欲望という名の電車」と関連付けて書かれているものが多いけれど、この映画を観たり、これから観ようとしている人の中のどれほどの人が「欲望と・・・・・・」を知っているのかしら。

かくいう私も「欲望という名の電車」は映画や戯曲の名作のタイトルというぐらいしか知識がありません。

それにしても、直前のブログの「ぼくたちの家族」の不器用で自制心のある憎めない人々と比べると、気持ちも言葉も身体もぶつかり合って、傷つけ合って、あまり心地よくありません。

イヤな奴ばっかり登場してきます。善人が出てこない^^。
でも、ど~んと見応えがあります。

この作品でジャスミン役のケイト・ブランシェットがアカデミー賞主演女優賞を受賞、妹ジンジャー役のサリー・ホーキンスは助演女優賞にノミネートされました。

ぜい肉のない2人の身体のみごとなこと。
ジャスミンは身体にぴったりとはりついたブランドもののドレスがよく似合っています。

私は善人が出てくる映画が大好きなのですが、「ぼくたちの家族」と「ブルージャスミン」とどちらをもう一度観たいかと聞かれたら、間違いなくブルージャスミンのほうですね。

ホームレスさんの自立を応援するビッグイシューがケイト・ブランシェットだったので、買いました。
彼女は現在、劇作家の夫と3人の息子さんとオーストラリアに住んでいるそうです。

 

 

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ぼくたちの家族

2014-06-13 | 映画・テレビ

ぼくたちの家族を観てきました。

 

物忘れは多くなったものの、いたって元気な母親が「余命1週間」と宣告され、その夫が経営する会社は火の車、長男は中学時代ひきこもっていたけれど、家庭をつくって独立、しかし優柔不断。
次男はきままな大学生、母親にねだった小遣いが消費者金融で借りてきたものだとは想像すらしていません。

愁嘆場が展開されてもおかしくないシチュエーションなのに、物足りないほど、たんたんとしたシーンが続きます。
重いテーマなのに、悲壮感はありません。

母親は自分の病状を詳しくは理解できていないし、父親と息子2人はあきらめずに現実に立ち向かっていくからです。
もっとも、父親が一番頼りないのですが・・・。

母親玲子役の原田美枝子さんが医師からの病状告知を聞いて「わぁ~~~っ」だったか「ぎゃ~~~っ」だったか叫んだ場面が印象的でした。

次男俊平役の池松壮亮さんが儲け役を演じてましたが、演技自体も素晴らしいなと思わせるものでした。

「舟を編む」の石井裕也さんが監督・脚本の映画です。
原作は母親が2008年に余命宣告を受けた、作家早見和真さん。宣告を受けて5年後の昨年9月に亡くなりましたが、生前、自分の役が原田さんになったことを喜んでいたそうです。

どこの家にも悩みのタネやほころびがあります。
不安の穴を広げるより、乗り越え、修正していくことが喜びにつながるんでしょうね。

 

 

 

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わたしはマララ(学研パブリッシング)~マララ・ユスフザイ(ほか著)金原瑞人+西田佳子訳

2014-06-12 | 

マララ・ユスフザイ、1997年7月生まれ。
世界で一番有名な16歳の女性といっていいかもしれません。

パキスタンに生まれ育ったマララさんは14歳の時、女子が教育を受けることに異を唱えるタリバンに至近距離から頭部に銃撃を受けます。
徒歩での登下校ができなくなっていた状況で、スクールバスの中ででした。

パキスタン政府や英国、アラブ首長国連邦の救援もあって、奇跡的に一命を取り留めます。

16歳の誕生日にマララさんは国連本部でスピーチをします。
ネットで見たその時の彼女は、著作から受ける、勝ち気で活発なイメージではなく、ごく普通の頭がよく、謙虚な16歳の女性でした。

無学、貧困、テロリズムと闘おうと訴えたスピーチを、彼女はこう締めくくります。

1人の子ども、1人の教師、1冊の本そして1本のペン、それで世界を変えられます。
教育こそがただ一つの解決策です。エデュケーション、ファースト(教育を第一に)。

最年少でノーベル平和賞に推されたマララさんの訴えにも、世界はいまだに変わっていません。

ナイジェリア北東部でイスラム過激派ボコ・ハラムが4月に女子生徒270人以上を拉致してから2ヶ月。
彼女たちはどんな思いで救出を待っているのでしょう。

 

 

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食べる^^本

2014-06-11 | 

もともと、本、雑誌の読後感を残す場として、ブログに関心を持って始めたのですが、
なんかお出かけブログ^^、食べブログ^^みたいになってしまって・・・。
それに、1冊読むと、その前読んだ本の中身はあらかた忘れてしまうというていたらく。

初心を取り戻して、今年になって読んだ本の中で、食べ物がらみの本です。


★『日本一の給食』(学研パブリッシング)佐々木十美さん



NHKの「プロフェッショナル 仕事の流儀で」で取り上げられたものが本になったようです。

私の住む神戸市の市立中学校もいよいよこの秋から一部給食が始まります。
民間に委託したデリバリーランチボックス方式だそうです。

佐々木さんが北海道の置戸小学校で実践してきた、地元の食材を使い、地元名産の器を使ったぜいたくな給食は、多人数の都会の学校では提供できないでしょうね。

みそ汁のだしも、カレーのルウも手作り、調味料だって厳選されています。
かといって、予算はけして高くありません。

日本中の小中学校が同じ仕組みはとれなくても、給食文化は残したいですね。

 

★『ランチのアッコちゃん』(双葉社)柚木麻子さん



主人公の三智子さんは、今風に派遣社員。アッコさんは仕事ができる上司です。
昭和と平成、大阪と東京と背景は違いますが、田辺聖子さんの書いた職場小説^^をふと思い出してしまいました。

私がもし40歳ほど^^若かったら、お弁当持って明日も会社に行くゾと、元気が出そうです。


 

★『英国一家、日本を食べる』(亜紀書房)マイケル・ブース著:寺島のぶ子

イギリス人のトラベルジャーナリストが妻と幼い息子2人を連れて来日、3ヶ月にわたって、北海道から沖縄まで旅して、それぞれの地域の文化と食べ物を体験した紀行記です。

市場の食堂、ラーメン屋、相撲部屋でチャンコ、幻の料理屋「壬生」、京都の料亭、料理学校、はてはビストロSMAPにまで出没します。

日本人だって経験したことのない「食」の現場を、イギリス人に見せてもらいました。
もっとも、外国人のマイケルさんだから入り込めたところも、多々ありましたけどね。

 

 

 

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