自遊空間、 ぶらぶら歩き。

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煙霧の港

2007-06-27 | 港の風景
航海訓練所所属の帆船、海王丸日本丸が6月30日まで神戸港に並んで停泊しています。

ベランダからは両方は見えないので、近くの岸壁まで、写真を撮りに行こうと思うのですが、空気がもやっています。
昨日の夕方はこんな感じでした。

煙霧という状態だそうです。
霧といっても、ロマンティックな霧ではありません。

煙霧というのは湿度が低いレベルで、小さい乾いた個体の微粒子が空気中に浮いていて、視程が妨げられている状態のことだそうです。

西隣りの国がガンガン排出する有害物質が飛んできて梅雨前線の上に、停滞しているのです。気象予報士さんは、はっきり越境汚染だと言い切っていました。

困ったお隣りさんです。


今朝の神戸港です。やはり煙っています。
大型客船のにっぽん丸(21,903t)が入港してきました。

昨日観た情報番組(朝日放送・ムーブ)の中に、こんな話がありました。

中国は今、アフリカ諸国に大量のお金を注ぎ込んでいます。
オリンピックをひかえて、高度成長期の中国はアフリカ諸国からエネルギー源を調達し、支払った代金で、中国製の兵器を購入させているとのことです。特に独裁者国家にテコ入れしているそうなのです。

中でも一番大きな問題になっているのは、スーダンのダルフール紛争への介入です。

スーダンはエジプトの南側に接する国で、人口は3552万人。
アラブ系住民が40%、アフリカ系住民が31%とその他という構成です。

政府側と非政府側が内戦状態で、大雑把な数字ですが、アフリカ系住民がすでに20~40万人虐殺され、200万人が難民として、劣悪な生活を強いられています。

1994年に発生したルワンダの大虐殺に匹敵する状況が生まれているのです。
その政府に100億ドルの支援をしているのが中国です。

そんなお金があるのだったら、環境対策にももっと目を向けなければいけないんじゃないの?有人人工衛星を飛ばせる技術のある国なんですから。

それとも、隣りの小さい国が困ろうと、滅びようと、かまわないとでもいうんでしょうか。




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