自遊空間、 ぶらぶら歩き。

日々見たこと、聞いたこと、読んだこと、考えたこと

アモーレ・カンツォーネとイタリアオペラ

2005-01-16 | コンサート・音楽・宝塚
1月15日(土)
武庫川学院甲子園会館で第99回リラックスコンサート出演者はソプラノの高木ひとみさん、ピアノ伴奏は辻本圭さん。

曲目は
ヴィヴァルディの声楽曲4曲と19世紀初頭のカンツォーネを5曲、加えてオペラのアリア。
ドニゼッティ◆「ドン・パスクァーレ」より騎士はあのまなざしを、「アンナ・ボナーレ」よりアンナ・ボナーレの狂乱の場
プッチーニ◆「ラ・ボエーム」よりムゼッタのワルツ、「ヴィッリ」よりもしも私が小さな花ならば、「ジャンニ・スキッキ」より私のお父さん

声楽を聴きに行くことはあまりない。理由は簡単で、歌詞の意味が分からないからだ。でも、会員になっているリラックスコンサート協会の催しでこうやって聴きに行くチャンスができるのはうれしい。聴きなれてきたり、意味がなんかのきっかけで分かったりすると、曲として楽しめるようになるからだ。

ソプラノの高木ひとみさんはイタリア留学が長く、現地でも演奏活動を続けてきた方だ。オペラ「夕鶴」のイタリア初演でつう役を演じられたそうだ。とても聴きやすいまろやかな声を出される。空気が一緒にビリビリと震えているような感じがするときもあった。

アンコールのコン テ パルティロで、ここでばらしたら彼女には申し訳ないのだけれど、めったに見られないことが起こった。
ラストの張りで、呼吸を整えるタイミングがずれたらしく咳き込んでしまったのだ。それも何回も。
もう一度やらせてくださいの言葉で会場が和んだ。見事に歌い遂げて大拍手だった。

サロン風の会場で音楽好きな年配者が多かったからできたことだとも思うが、きまずく終わるより何倍もいい気持ちだった。双方にとって。

今年も演奏会めぐりスタート!だ。




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