んも~、阿川さんったら、忙し過ぎて、この著書の翻訳を引き受けてから、長い間かかっちゃったようで・・・。
その間にノーラ・エフロンさん、急性白血病で亡くなってしまうのです。71歳でした。
原作の発売は2006年、65歳でした。
その後の加齢へのボヤきや憎しみ、あきらめなんかをもっと書いてほしかった。
読んでみたかった。
この本をもっと早く日本人が読めたら、生前の彼女の元にたくさんの反響が届いたでしょうね。
美男美女のラブストーリーが好きな私は、ノーラ・エフロンさんの脚本、もしくは脚本・監督の映画を何本か観ています。
もっとも、キャストは注目しても、脚本・監督はあまり意識していませんでした。
都会に住む、さほど若くない、さびしい男女の会話にはノーラ・エフロンさんの経験がタップリ反映していたに違いありません。
本のタイトルになった「首のたるみが気になるの」は、顔やスタイルや皮ふの衰えはメイクや身につけるもので、どうにか補正できても、首だけは手術以外どうにもならない。
首には「くっきり、きっぱり」歳が表れると書いたもの。
彼女のかかりつけの皮膚科の医師によると、人の首は43歳から老け始めるのだそうです。
思い当たるふし、大ありですよね。
ノーラ・エフロンさんはジョン・F・ケネディのホワイトハウスで、インターンとして勤めていたことがあるそうです。
どうやら、ケネディのホワイトハウスで働いた若い娘の中で、大統領が手を出さなかった唯一人の女性らしい。と、自分では言ってますが、ホントのところどうなんでしょう^^。
「知ってりゃよかった」というタイトルのエッセイは、箇条書き。全部書き写したいほどのあれこれです。
たとえば、
●買いなさい、借りるのはダメ。
●夜11時過ぎに電話をしてくる人とは友達になれない。
●35歳のとき自分の身体で嫌いだったところは、45歳に懐かしくなる。
●なんでもメモしておくこと。
●もっとたくさん写真を撮ること。
●黒いタートルネックセーターは何枚でも持つべし。
●顔で笑って心で泣くこと。
●秘密は必ずばれる。
・・・・・・・・・まだまだたくさんあるんですよ。
「恋人たちの予感」、「めぐり逢えたら」、「ユー・ガット・メール」、「ジュリー&ジュリア」・・・
もう一度観たくなりました。
そして、「キャベツ・シュトルーデル」食べてみたいです。
食べられるところ、どなたか知りませんか?
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