自遊空間、 ぶらぶら歩き。

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不都合な真実

2007-02-03 | 映画・テレビ
「一瞬だけ大統領になったゴアです」

ドキュメンタリー映画「不都合な真実」はそんなせりふから始まります。

アル・ゴア元米副大統領の地球環境問題に関するスライド講演は全世界ですでに1000回以上開かれているそうです。
その内容や活動を始めた動機、行動を追った映画です。

映像の中のゴア先生はさすがに滑らかな口調であきさせません。

キリマンジャロの万年雪が減りました。
アフリカの干ばつ地域が広がっています。
グリーンランドの氷河が流出しています。
北極圏の永久凍土が融けて、地形変動が起きています。
熱波による死者が増えています。
都市に壊滅的な被害を与える、巨大ハリケーンの比率が高まっています。
海流の流れが変わりました。

などなど、視覚を通して受け取る情報量の多さと説得力の高さに圧倒されます。

この映画は今年のアカデミー賞のドキュメンタリー部門、歌曲部門にノミネートされています。

さらに、ゴア氏がノーベル平和賞候補に挙げられたそうです。
こちらのほうは少々複雑な気持ちです。

アメリカは二酸化炭素をばらまく戦争の火種を世界中でおこしてはいませんか?
この暴挙を止める努力をかつて国家の中枢にいた実力者ができないものでしょうか?せめて、京都議定書の批准をもっと、もっと働きかけてほしいです。


家庭で取り組む排出削減案の中から、我が家でできそうなものを拾ってみました。

エネルギー消費量の少ない電球型蛍光灯を使う。
冷房・暖房を極力抑える。
お湯をなるべく使わない。
製造工程でエネルギーを使う冷凍食品より、生鮮食品を使う。
地元産の食品を買う。
過剰包装商品を買わない。
肉料理を少なくする。

・・・できないものもありそうだけど・・・。


(写真はgoo映画から借用しました)



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