図書館から借りて来た本をベッドのそばに置いておいたら、娘が先に読み始めて、
「この本買っておこうかな」と言い出したマンガ+簡単な解説本です。
たとえば、
「あ~痛い、しんどい」と言いながら、頑として病院に行ってくれない。
すぐに物をなくすので、うんざりする。
着なくなったジャージとか子どもの服を着る。
いつも甘いものを食べている。
旅行など、任せたくせに、結果に文句を言う。
道端ですぐ人に声をかける。
説得しても、なかなかおむつをしたがらない。
ゴミの山を作らないで!
一日中ウトウト、いつも寝てばかり。
とか、80項目。
でも、あるある、分かる分かる思い当たる、というのは意外と少ないんです。
架空の4家族の家系図をもとに、マンガは描かれているのですが、「老いた親」はほとんどがまだ70代前半。同世代の我が家、知人たちは40代、30代子ども世代に経済的な援助、子育て支援をしている人も多く、え~~っと言いたい気分です。
ただ、そう遠くない未来に起こってくるのは確かなので、予行演習するつもりで読んだらいいですね。
「老いた親のきもちがわかる本を読む子どものきもちがわかる本」としてね。
ちなみに、監修の佐藤眞一さんは老年行動学を専攻する大学院教授、マンガの北川なつさんは特別養護老人ホームでの勤務経験があるそうです。