自遊空間、 ぶらぶら歩き。

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稲葉瑠奈ピアノコンサート―絵画と共に味わうピアノとフルート―

2014-11-09 | 展覧会と音楽

11月8日(土) BBプラザ美術館展示室で稲葉瑠奈ピアノコンサート

曲目は―
C.A.ドビュッシー◆亜麻色の髪の乙女
P.ゴーベール◆マドリガル
G.フォーレ◆ドリー組曲
 1. 子守唄
  2. ミーアーウー(MI-A-OU)
  3.  ドリーの庭
  4. キティ・ワルツ
  5.  かわいらしさ
  6. スペイン風の踊り
朝香満◆即興曲
C.A.ドビュッシー◆二つのアラベスク
C.A.ドビュッシー◆ピアノのために
F.リスト◆ハンガリアンラプソディー
稲葉瑠奈◆「The Season」-Autumn

アンコールで―
R.コルサコフ◆熊蜂の飛行

ピアノ/稲葉瑠奈さん フルート/河本朋美さん

 

 

エントランスホールやライブラリー、研修ルームなどを利用して、美術館でのコンサートは珍しくありません。
ところがこのコンサートは開館中の展示室を使っての本格的なコンサートでした。

もっとも、コンサート中は展示を観るだけの入館はできなかったのですが・・・。

ピアニストの稲葉さんはタカハシノブオの絵を観て、プログラムに現代音楽を組み入れました。
程よい激しさをもった曲は、苦手な現代音楽を少し身近なものにしてくれました。

ピアノとフルート1本の音は規模の小さなBB美術館の隅々まで、しみ込んでいくようでした。
ちなみにピアノは1927年製のスタンウエイです。
意匠がこらされたピアノで、BB美術館の所蔵品だそうです。

展覧会の主役はタカハシノブ
親交のあった随筆家の岡部伊都子さんは彼のことをこう言っています。
「詩人であり、画家であり、沖仲士であり、人の子(女の子の父親でありだったかもしれない^^)であり、男である」

黒が多く使われたタカハシノブオの絵はカンバスや紙を突き抜けそうな勢いで絵具やクレパスが塗りたくられていました。

 

 

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