6月23日(土) ザ・シンフォニーホールでABC新人コンサート
出演者と曲目は―
梅田智也さん/ピアノ
バッハ=ブゾーニ◆コラール前奏曲 ヘ短調「イエスよ、わたしは主の名を呼ぶ」 「シャコンヌ」 ニ短調
入江真歩さん/ヴァイオリン
ショーソン◆詩曲 作品25
石井敏貴さん/ピアノ
スクリャービン◆2つの詩曲 作品32より 第1曲 嬰ヘ長調
リスト◆スペイン狂詩曲 S.254
福田悠一郎さん/ヴァイオリン
パガニーニ◆「カプリス」作品1より 第17番 変ホ長調
ヴィエニャフスキ◆「新しい手法」作品10より 第7曲“ラ・カデンツァ”
イザイ◆無伴奏ヴァイオリン・ソナタ 第3番 ニ短調 作品27-3「バラード」
松岡優明さん/ピアノ
ラヴェル◆「夜のガスパール」より 第1曲“オンディーヌ”、第3曲“スカルボ”
大倉佳栄さん/ヴァイオリン
ヴィエニャフスキ◆創作主題による変奏曲 作品15
オルガン特別演奏/吉田久子さん
バッハ◆「トッカータとフーガ ニ短調」よりトッカータ
Z.ガルドーニ◆モーツァルト・チェンジ
M.デュプレ◆行列と連祷 作品19-2
ABC新人コンサート・オーディションに応募した85名の中から、ヴァイオリン、ピアノで各3名選出された若い音楽家たちのコンサートです。
この日(6/23)の演奏でヴァイオリン、ピアノ各1名が選ばれて、来春、日本センチュリー交響楽団と共演します。
素人目で見ても、緊張感が伝わってきます。
最年長が23歳の音大大学院生、最年少は16歳の高校生です。
新人コンサートと銘打っていますが、コンクールの空気が張りつめています。
その中で、比較的リラックスして弾いているなぁと感じたヴァイオリンの福田悠一郎さん。
最優秀音楽賞を受賞したあとのインタビューで、ガチガチに緊張していたという応え方が、まさしく緊張していました。
ピアノ部門の最優秀音楽賞はスクリャービンとリストを演奏した石井敏貴さんでした。
審査委員長の伊藤京子さんがチャーミングでした。
今年85歳になったソプラノの伊藤さん、腰を痛めているとのことで、介助の方をつけて歩いていましたが、講評の声は大きく張りがあって、滑舌もよく、若々しさと美しさがありました。
歌のおかげ^^でしょうか。