自遊空間、 ぶらぶら歩き。

日々見たこと、聞いたこと、読んだこと、考えたこと

途中下車して CAFE LINK

2010-06-01 | 食べもの・飲みもの

おけいこ帰り、いつもは特急で通過してしまう駅に普通電車に乗って途中下車しました。


急いで帰る必要もないし、駅近くの喫茶店で図書館の返却日が迫っている本でも読んでしまおうかと思ったからです。

途中下車したのは阪急六甲。神戸に引っ越してきて3年ほど住んだところです。
でもそれは、四半世紀以上も前のことだし、行きつけの店などなく、ただぶらぶら山側に歩き出しました。
ところが、なかなか入りたい店がありません。

阪急電車の山側は坂が多く、あてもなく歩くのは足の悪い私にはしんどいなーと思い始めました。

そういえば、よくおじゃましているブロガーさんが、高羽あたりにあるCAFEを紹介してましたっけ。
急に思い立ってきたので、店名も電話も控えていません。
駅のほうへ引き返そうと何気なく曲がった道に小さなCAFEがありました。

座って、水が出たところで「おおっ」です。
おいしそうな水が入ったグラスが珍しいかたちです。

あとで聞いたところ、ワイングラスのかたちに合わせて用意したのだそう。

店内に置かれた雑貨といい、注文してワンプレートで出てきたハンバーグセットといい、件のCAFEはここのようです。ハンバーグもですが、ごはんのおいしいことといったら。きれえーー^^にいただきました。


食後にヘーゼルナッツラテをたのみました。シュガーがおしゃれなボトルに入ってきました。はじをかく前に、使い方を教えてもらいました。

「駅から少し離れてるんですね」と言ったところ、
「お店を開く場所のことはもう少し人通りがあるところがいいのでは、という話もあったけれど、お客さまがゆっくりくつろげて、店の者も自分のペースで動けるところがいいと、ここに決めました」んだそう。

じっくり話したわけではないので、これが正確な会話ではありません。こんなニュアンスの話^^でした。


お土産に、ほうじ茶のパウンドケーキ紅茶のスコーンを買って帰りました。
お店の名前は CAFE LINK です。


ところで、読んでた本は、金原ひとみさんの「TRIP TRAP」(角川書店)
旅がテーマで、主人公が15歳から25歳までのマユ。6話の短編集の体裁ですが、長編としても読めます。

2004年に綿矢りささんと同時に芥川賞を取った彼女も26歳になって、2歳の女の子の母親です。

綿矢さんは優等生、金原さんは優等生的生き方をしていない。そんな立ち位置に大人の手で立たされていたような気がします。まあ、それは事実でもあるし、だからこそ、表現できる世界があるじゃない?と、いまどきの若者の世界をよく知らないおばさんは読んで、いろいろ考えさせてもらえる^^のです。

私小説とは言えないまでも、金原さんの生きる日々と「TRIP TRAP」、かなりリンクしてるんじゃないでしょうか。


リンクつながり^^でした。


 

コメント (4)
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