お墓参りに但馬に向かう道路のそばの土手や田畑の畔にヒガンバナ(ヒガンバナ科)が朱色のかたまりをつくっていました。
運転している娘にたのんで、1ヶ所だけ車を止めてもらいました。
(お墓参りなのに、もう何やってんだか・・・)という感じで止めてくれました。
ヒガンバナの名前の由来は、お彼岸のころに咲くから、あるいは有毒なので、食べたら彼岸(死ぬ)しかないから、とか言われています。
実際、ネズミ、モグラ、ミミズなど田畑やお墓を荒らす小動物はヒガンバナを避けるそうです。
地上に茎だけ立ち上がって、妖しい雰囲気のある花が咲くので、以前は嫌われがちな花でしたが、このごろは花壇にも植えられています。
すぐ上の写真と次の写真は花壇に咲いていたもので、花色の違う園芸種があります。
花が終わったあと、細長い葉っぱをロゼット状に出して、翌春葉は枯れます。
開花期には葉っぱがなく、葉っぱがあるときは花がなく、夏は土の上には何にもなく、秋にまた豪華な花が咲く不思議な花^^です。