自遊空間、 ぶらぶら歩き。

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ラフマニノフと共に過ごす午後

2008-03-28 | コンサート・音楽・宝塚
3月23日(日) 生田文化会館で神戸大コミュニティコンサート11 ラフマニノフと共に過ごす午後

曲目は―
エルガー◆愛の挨拶
フォーレ◆夢の後に
アイルランド民謡◆アメイジング・グレイス、サリー・ガーデン、ロンドンデリーの歌
ラフマニノフ◆ヴォカリーズ
オッフェンバック◆ジャクリーヌの涙
シューマン◆アダージョとアレグロ
ラフマニノフ◆チェロ・ソナタ
アンコールで、
サン・サーンス◆白鳥
チェロ/遠藤真理さん ピアノ/三浦友理枝さん

アイルランド民謡は無伴奏でしたが、1本のチェロで旋律と伴奏の両方が弾けるよう編曲されていて、一風変わった曲に仕上がっていました。それがアイルランドの風土を思い起こさせるような効果を出していました。

「ラフマニノフといえばピアノ」と連想してしまうのですが、この日はたった1曲あるチェロ・ソナタを聴くことができました。

チェロ・ソナタと銘打たれているのですが、チェロとピアノのためのソナタですね。ピアノのパートもとても華やかです。華やかでも重いことにかわりはないのですが・・・。

この日の演奏者、お2人とも20代後半の美しいお嬢さん。現在、海外に生活の拠点をおいているようです。

きゃしゃな体型なのに、どこにこんなパワーがひそんでいるかと思えるほど、ダイナミックな演奏でした。

遠藤さんのチェロの音がまろやかで安定していて、「うまい人だなー」と思っていたら、第72回日本音楽コンクールで、第1位および徳永賞を受賞している方でした。

ピアノの三浦さんも日本で高校を卒業したあとは海外で音楽教育を受けました。留学以前からも国際的なピアノコンクールで受賞経験がおありです。

このコンサートの主催は神戸大学大学院国際文化学研究科 異文化研究交流センターです。いかに、教育研究の一環とはいえ、若手のプロフェッショナルの演奏を身近に無料で聴けるなんて・・・。サイコーでした。





コメント
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