見出し画像

お山にお宮がたちました

あさきゆめみし

雰囲気が大好きな神社の一つに住吉大社がある。漫画あさきゆめみしを読んでから、気になってお詣りしたい神社のひとつになっていた。

その漫画の中で、主人公の光源氏が明石の地に都を追われるかたちで赴く話がある。その時に明石の御方と結ばれ、娘をもうけることになるのだが、明石の御方を育てたお父様にあたる明石の入道が、夢で住吉大神のお告げをうける。それは、自分の娘から将来の、月(皇后)と日(帝)が生まれるというという内容の夢だった。

そのお告げを信じ、明(日月)石の地に移り住んだ明石の入道に、その後娘が産まれた。当時は田舎だった明石の地で、明石の入道は教養深くその娘を大切に育てた。そして美しく上品に育った明石の御方は、都を追われる形で明石に赴任することになった光源氏にみそめられ娘をもうけることになる。光源氏と明石の御方の間に産まれた娘が、その後、国母になり春宮を産むことになる。

明石の入道は、この夢のお告げが叶った暁に、住吉大神に御礼参りをするようにと明石の御方に手紙を残し、その全てを見届け自分は静かに山に籠ってしまう。

その明石の御方を教養深く育てた明石の入道の姿が、和歌の名人ともいわれる稚日女尊を大切に育てあげたともいわれる住吉大神と重なり、住吉大社にとても惹かれていた。続く


  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「神社仏閣詣り」カテゴリーもっと見る