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お山にお宮がたちました

木喰仏

双子の姉が、仏像の漫画に出てきた木喰仏というお坊さんの話をしてくれた。木喰仏は江戸時代後期の僧であり、全国各地巡礼の旅をしながら仏像を掘ったという。その数は千を超すらしい。

ネットで木喰仏の仏像をみてみると丸みを帯びた独特の仏像で私がみた耳の神様の御本尊に作風が似ている。木喰仏は全国を遍歴しながら庶民の為に像を掘ったという。功徳を広めるための仏像は粗削りで簡素だというが私がみた耳の神様の木彫りの御本尊はまさにその表現がぴったりの丸みを帯びた像でお顔の彫り方もそっくりだった。

四国も巡礼した記録があるようなのでもしかしたらあの御本尊もそうなのではないかと思ったりする。実際のところ木喰仏のものかどうかはわからないけど特徴的な木彫りのお姿には違いない。

愛媛県四国中央市の光明寺観音堂本尊に木喰仏の如意輪観音像が安置されているという。その観音堂の円の下には穴の空いた石が数多く置かれてあり、如意輪観音様を耳の神様として信仰することに根ざしていると紹介している。穴の空いた石を置くと良いと言われた津野町の耳の神様の話と同じだ。

耳に手を当てる如意輪観音様を耳の神様として信仰し穴の空いた石を置く。四国別格二十霊場19番札所香西寺には耳治し如意輪観音様のお堂があるらしい。私の頂いたお数珠に香西寺とあるのをみつけいつかお詣りしようと決めた。

双子の姉が偶然読んだ仏像の漫画で木喰仏を知り私に凄いと言って教えてくれた。お山の神様の事をはじめてから最近は神様話に花が咲いている。

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