オヤジの弁当箱

日々の手作り弁当だけが生甲斐のしょぼくれオヤジ。弁当メニューと併せて日々の雑感を付記。

ギムレット

2018-06-29 | Weblog

6/29(金) 出勤すべく玄関を出てから鞄の表面が黒く汚れているのに気付いた。路面に落ちたガムが黒くこびりついて汚しているのを時折見かけるが、あんな感じで赤毛牛の色をしている鞄を黑染みのように点々と汚していた。今の今まで気付かぬと・・・迂闊なことだ。

家に戻り汚れを落とす時間が惜しくて、そのまま出勤した。会社に着くなり、ティッシュペーパーで汚れを擦り落とした。手前の顔や手の甲の染みはなにを今更と一向に気にしないが、鞄のシミだけは嫌だ。一体どこで付いたのか・・・心当たりを振り返る。どこぞの安酒場で、棚に置いた際についたとしか思えない・・・、二日前のあれかと、思い当たるシーンが浮かんだが・・・・。

出掛けからそんなことがあったが、メトロでは席に深く腰を下ろして文庫本を読みふけっていた。危うく人形町駅を乗り過ごすとこだった。30ページほど読み進んだ本は、再会したマーロウとレノックスがBARに行きギムレットをオーダするシーンであった。

「暫くギムレットを飲んでないな~、そう云えば先週、ローカーボで代打に立ったときギムレットを作ろうとライムを買っていった。が、作らず仕舞いだったな」などと思い出し、今や懐かしく浮かんだのが・・・・。

「美味いギムレットを出してくれたのは、日比谷の路地奥に在った日比谷BARだった。仕舞屋の二階へと薄暗い階段を上がると、L字を寝かせたような形のカウンターで、扉の直ぐ前か、奥の端に腰を下ろして、オーダーするのはキリッと締ったギムレットをだった」。三階にテーブル席があったが滅多に上がらなかった。

「あそこで飲むギムレットが一番だったのに、あの店は取り壊しでなくなった。同じチェーンのBARが日比谷のビルにも入っていたが、味が違った」。あれから四半世紀も経とうと云うのに、未だあのギムレットの味が舌先に甦るようだ。

ご推察のとおり、読んでいた本はレイモンド・チャンドラーの「長いお別れ」だ。村上春樹の翻訳版だが、私的には清水俊二訳の方が簡潔で好きだ。日比谷線、二十八分の車中で読む本がなくなり、机の隅で埃を被っていたこれを、久々に取りだした。何度読んでも飽きないのだ。

ギムレットと、これを盛んに飲んでいた時代を思い起浮かべながらページを捲るうちに、メトロのドアは閉まる寸前になっていた。危うくセーフだったが。

関東甲信越地方は梅雨が明けたそうだ。ここ2~3日の日差しと暑さは、梅雨明けの夏陽そのものだった。こんな夕、黄昏には霜を吹いたグラスに満たされた「ギムレット」や「ダイキリ」を飲みたくなるねぇ~。

 

昨夜の帰宅は22時前と早かった。「ローカーボ」で3杯ほど飲み、そのまま帰った。駅前の東急ストアにて弁当食材を買ってからの帰宅であった。お蔭で、夜中に目覚めたが・・・・。

だが、弁当作りは6時を過ぎてからのこと。珍しくTVでサッカー中継などを見ていたのだ。

今朝は「羊」にしてみた。ジンギスカン用の漬け肉のパックを買ってみたのだ。安さに魅かれたのもあるが、目先を変えてみたくてネ。これにタマネギと茄子(なぜナスになるか?)を一緒に炒めた。そして、アスパラ・トマト・ベーコンの炒め物、鮭に卵焼きであった。

                        

毎度、お馴染みで恐縮だが、そう云うことである。

                        

 

明日の午後、月例の料理教室が高輪台の先生宅にて開催される。珍しいものでもあればいいが、何の在庫もない。困ったねぇ~、アメリカに留学すると云う、小室君のお母さんがパート勤め(今は?)のケーキ店が近所なので、ここのケーキでも持参するか?。

 

 

 

 

コメント
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