妄想日記

本当にあったこと、妄想してみたことごちゃ混ぜにして全部詩にしてみた。

黄色の未来

2020-08-31 22:00:00 | 妄想日記

チャイムの音が聞こえてきた。しばらくして楽しそうな声が近づいてきた。窓の外を見ると黄色い帽子の子どもたちが走ってきた。


「はやく!」

「まってよ!」

「せんせいがはしっちゃダメだっていってたよ!」


きゃいきゃいと楽しそうに響く声。あの年の頃は目にするもの全てキラキラとして見えて、明日もきっと笑っていられると無条件に信じていた。きっと彼らもそうなんだろう。


彼らはこれからどんな人生を歩むのだろうか。

どんな夢を持って、どんなことに興味を持ってどんな人間になっていくのだろうか。

きっと楽しいばかりではなくて、綺麗なことばかりではないだろう。


だけど、だけど、きっと大丈夫。

君たちの未来は明るいよ。


そう去っていく黄色い帽子たちに呟いてパソコンに向かう。

彼らの未来を少しでも明るくするために。


黄色の未来

2020-08-31 22:00:00 | poem

チャイムの音が聞こえる

少しして

楽しそうな声が近づいてきた


窓の外を見ると

黄色の帽子が

駆けている


きゃいきゃいと

楽しそうに響く声

きっと目に見える全てが

彼らには輝いているのだろう


これから黄色い彼らは

何色になるのだろう

どんな夢を抱いて

どんなことに興味を持って

どんな人間になっていくのだろう


大丈夫、君たちの未来は明るいよ


通り過ぎる黄色い帽子たちを

見つめながらそう呟いた