妄想日記

本当にあったこと、妄想してみたことごちゃ混ぜにして全部詩にしてみた。

あの子はともだち

2020-08-22 08:30:00 | 妄想日記

出会ったのは大学のサークルで、お互いに先輩だと思って挨拶しあった。

あの子はいつも笑顔で、優しくて周りに人が絶えないような子。それに頭もいいんだ。

すごくお人好しで、だけど負けず嫌いで。たまに天然なあの子は私のともだち。


私は?私はともだちと呼べる人なんてあの子くらいで。それにきっとあの子の大勢いるともだちの内の、いてもいなくてもあの子の人生に影響なんて何もないような一人。惨めだなあ。


いつも周りに人が集まってくるあの子に苛つく。何よヘラヘラしちゃって、八方美人よね、なんて。


私は地面を見て生きている。あの子は?あの子はキラキラとした未来を見て生きている。ムカつくなあ。


なんで、私に冷たくされても、無視されても笑顔なんだろう?心底気持ちが悪いわ。


それでも、私が落ち込んでたらすぐに気づいてくれるし、私の好きな食べものはいつも分けてくれる。私が嬉しいときは自分のことみたいに喜んでくれるし、私が腹立たしいときは私より怒ってくれる。


明るくて、ヘラヘラしていて

優しくて、八方美人で

いつも笑ってて、煩い

あの子は私の大切なともだちなのだ。


あの子はともだち

2020-08-22 08:30:00 | poem

明るくて

優しくて

頭のいい

あの子は私のともだち


お人好しで

負けず嫌いで

たまに天然な

あの子は私のともだち


人気者で

キラキラとした未来を見ていて

いつも笑顔の

あの子のことが大嫌いで


私にないものたくさんもっていて

私なんて大勢の内の一人で

近づいてこないで

その光を当てないで



それでもあの子は私のともだち