走れ!優柔不断児

優柔不断なオヤジの戯言。

平々凡々なオヤジが少しだけ頑張るjogやマラニック、日常の出来事について語ります。

ジョグトリップin平戸観光

2017年11月30日 06時55分37秒 | イベント・大会


11月26日(日)ジョグトリップ「平戸観光」50km大会に参加してきました。
その様子をレポートします。

先週の「さいかい大島」大会からあっという間に一週間が過ぎました。
2週続けての大会ですが、前回の疲労も抜け、体調はそこそこ良い状態です。

今回は平戸大橋公園をスタート及びゴール地点として、ぐるーっと平戸島を一周する
約50mのコースです。
途中、山あり、海ありと景色を堪能できるコース設定になっています。
今日の天気予報は朝少し晴れ間が見られるが全体的には曇りの予報です。
なんとか雨だけは降らないでほしいなぁ。
気温もそんなに低くありません。12~13℃といったところでしょうか。
なんせ、先週の「さいかい大島」では特に午前中は寒さと強風でつらい思いをしたので
それに比べると今日は良いコンディションだと思います。

7時受付開始、8時スタートです。
福岡市の自宅を5時に出発し、いつも通り西九州道無料区間を利用し、集合地点を目指します。
もう何度も通っているので道は覚えたのですが、冬場は夜明けが遅いため到着までの間、
ほぼ真っ暗な中運転していきます。
松浦の西九州道無料区間が一区間だけですが調川まで延長されており、少し平戸が少し近くなりました。

7時を少し過ぎた頃に到着しました。
赤色の大きな「平戸大橋」がそびえ立っています。
公園の無料駐車場が会場になっているので荷物を持って移動する必要がなく大変便利です。




今回の参加者は7名と少なめで、初参加の方はおらず、ほとんどの方が顔なじみです。

受付を済ませ、スタートの準備を行います。


ゼッケンと記念の「ジョグ鶏缶バッジ」を頂きました。
これで14個目です。

本日は人数も少なく、和気あいあいと雑談をしながら開会式までの時間を過ごしました。

本日の選手宣誓は、参加者の中でお一人だけ、初期の平戸コースをご存知であるベテランの「ひでさん」です。
力強い宣誓どうもありがとうございました。


空は薄曇りで日差しはないものの明るい空が広がっています。
スタート時間になりました。
いつもながらスタート時は緊張します。
「5・4・3・2・1スタートです。ゆっくり楽しんで下さいね」
“あみりん”の掛け声と共に一同スタートしました。
いつも通り“ゆるゆる”と他の参加者の方たちと雑談しながら進んで行きます。

さて、本日の目標ですが、
①「上り坂はゆっくりでも歩かず走り続ける」
②「下り坂ではフォームを意識しながら走る」
そしていつも通り、
③「気になった被写体を見つけ写真を撮影する」
の3つとします。

まずは本日の一番目の見所である「川内峠」に向かって平戸の街中を進んで行きます。
平戸には過去仕事やプライベートで何度か来たことがありますが、いずれも車で巡っているため、
表面的な部分は見えても、細部には気付かずに素通りしてしまった景勝地や見所が多々あることと思います。
今日は車ではなく、自分の脚でゆっくりと巡るので、きっと新たな発見や気付きに出会うことが出来るので
はないかと思い楽しみです。
あみりんが、カバー写真に載せている「平戸は日本の公園である」を自分の五感で感じて確かめながら
「平戸観光」をしたいと思います。


街中をしばらく進むと、途中からメイン道路を逸れ、細い道へ入って行きます。




本日最初のジョグトリップらしい道へ誘導されました。
私は今年5月からジョグトリップに参加し始めたので、毎回走るコースは初体験でどこを走るかは地図上でしか分かりません。
地図では方向や高低差はある程度分かるのですが、景色やその場の空気感は感じ取ることはできません。
やはり、その場所に行ってからこそ、景色や道幅、勾配の具合、風や匂いを感じることができます。

この先、川内峠を上って行きます。
勾配はそうでもありませんが、緩やかな上りが3kmほど続きます。
頂上は「まだかまだか」と思いながら上っていきます。
上って行く先を見ると勾配が消え、フラットになっています。
あぁようやく頂上だ。辿りついた瞬間に景色が広がりました。




右手には海が広がり、左手には小高い丘が広がっています。
あみりんが先回りして私たちを映像に収めていてくれます。
「すごい景色ですねぇ」と声をかけ、立ち止まって数枚の写真をカメラに収めました。

最近、上り坂を走っていて次のように思います。特にジョグトリップを走っていると。
それは、(きつい思いをして)坂を上りきったあとには「ご褒美が待っている」と。
一番は、何といっても見渡す景色の良さ。そして、自分の脚でここまで上ってきたのだという充実感。
それは自己満足かもしれませんが、止まらず進めば先は広がることを教えてくれます。
仕事では不甲斐ない自分への言い聞かせです。

さあ、難しいことは抜きにして、最初のオアシス(エイド)に向けて進みます。

本日も「勝手にオアシス食当て予測」をやってみたいと思います。
今日は全部で4箇所のオアシスが準備されています。
予測は次の通りです。
第①オアシス…いなり寿司
第②オアシス…塩豆大福
第③オアシス…かっぱ巻き
第④オアシス…すぼ巻き(←これだけは事前告知あり)

最初のオアシスに到着しました。
経緯はわかりませんが、調剤薬局の軒下を貸して頂いております。


ベテランジョグトリッパーの○藤さんによると、美人薬剤師さんがいらしゃるとのこと。
しかし、本日は日曜日で閉まっています。あぁ残念。
で、肝心のオアシス食は「コーヒー大福」です。


いきなり予想を外しました。
①③番目をご飯ものと予測していましたが、いきなり大福系が登場したので今日の予測は全滅の予感がしました。
まぁ、そんなことはどうでもいいです。
美味しくコーヒー大福と前回の大会から登場した「温麦茶」をおいしく頂きました。

ここからしばらくは多少のアップダウンを繰り返しながら進んで行きました。




途中、ところどころで紅葉の鮮やかさを感じながら、もうすぐ本格的な冬が訪れるんだな
と少し切ない気持ちになり、早くも夏が来ないかなとわがままをつぶやきます。そうこうしているうちに、
17km地点の2番目のオアシスに到着しました。


クリーニング店の敷地を貸していただいております。
ここでのオアシス食は「いなり寿司」でした。


予測は当然のごとく外れました。
いつもの通り甘酸っぱさが体に染み渡ります。
温麦茶と共に一気にほおばりました。
毎回のように頂いていますが、何度食べても美味いです。
エネルギーを補給し先へ向かいます。

その後も小刻みなアップダウンを繰り返しながら進んでいくと海岸に到着しました。


平戸の西海岸にある根獅子海水浴場です。
あぁここか、あのエメラルドグリーン色をした海岸は。
ジョグトリップの紹介ページや平戸の観光パンフレットにきれいな海の写真が載っています。
白い砂浜とエメラルドグリーンの海。
晴れていればもっときれいな色を見せてくれるのでしょう。
あいにく本日は曇り空ですが、それでもところどころグリーン色を覗かせてくれています。




7~8年前に一度家族で海水浴にきたことを思い出しました。
その時も曇り空だったので、いつか快晴の日に再度訪れたいと思います。
あまりにも景色が良いので何度も何度も立ち止まり、写真を撮影しました。
何度も立ち止まるのでなかなか前に進みません。


あとで撮影した写真を見ると、同じような写真がいっぱい写っていました。
私の悪い癖なのですが、同じような写真を意味もなく何枚も撮影してしまいます。
そして後から整理するときに、どの写真を残そうか迷ってしまいます。
この辺がブログ名である私の性格「優柔不男児」を現しています。
テーマと構図をきめたらスパーっと一発で撮影を決めたいものです。





しばらく海岸線の軽いアップダウンを進んで行った後、山間に入ったあたりで30km地点のオアシスに到着しました。
民家を開放して頂いております。
そこには美女?3人組が椅子に腰掛けて出迎えてくれました。


小さくですが、写真に写っている3人の方たちです。

「何時にスタートされたのですか」「どこから来られたのですか」「どこまで走っていかれるのですか」
「雨が降らなくて良かったですね」などなど声を掛けて頂きました。
「お世話になります」「ありがとうございます」お礼を述べながらオアシス食を頂きました。




ここでのオアシス食は「みたらし団子」です。
暖かい麦茶がとても合います。
いつもの通り、タレまで飲み干しました。
ひと息つき「それでは出発します」と美女(?)3人に言葉をかけたところ、大きな声で「頑張ってください」
パチパチパチたくさんの拍手で見送って下さいました。
こういった地元の方とのふれあいもジョグトリップの良さのひとつです。





山道を少し先まで進み、その後坂を下って行きます。
突き当りまで行くと再び海が見えてきました。


この突き当りを右折し少し進んだ先で左側を見ると青色の大きな橋が見えました。
生月大橋です。


こんな所に出てきたんだ。びっくりしました。と同時に感激です。
生月大橋を見たのは、今年8月に参加した「生月島ジョグトリップ」以来です。
思い出します。あの時は暑かったなぁ、けど快晴でとても景色がよかったなぁ。
本日、感動した光景の一つとなりました。
しばらく、左手に生月大橋を見ながら進みます。
コースも後半に入ってきました。
今朝、往路で走った交差点に戻ってきました。
この交差点でクロスして「8の字」を描くように進みます。
往路では気付かなかったのですが、交差点のすぐそばにこのような“オブジェ?”が並んでいました。




それぞれのオブジェが交通安全を謳っています。
世の中には、いろんなことを考え、形として作成する方がいるのだなぁと感心しながら、記念に何枚か写真を撮影しました。

本日最後のオアシスである「白石屋商店」に到着しました。
ここでのオアシス食は、事前に告知されていた「すぼ巻き」です。


ストローで蒲鉾を包んである最近ではあまり見かけなくなった手造り蒲鉾です。
子供の頃、蒲鉾より包んであるストローに興味を持ったのを思い出します。
元々は「藁すぼ」で巻いて蒸していたのが現代の藁(ストロー)になったとのことです。
とても美味しそうです。
ストローを外していきます。
丁寧に外さないとストローに引っ付いてしまいます。
全部外し終わってひと口噛み締めます。
美味い。塩気があり、しっかりとした味がします。
普段蒲鉾には、「わさび醤油」をつけ食べるのですが、この蒲鉾は何も付けなくても十分美味しく頂くことができました。
通常のオアシス食の酢飯や大福だとお茶が欲しくなるのですが、この「藁すぼ」にはビールが欲しくなります。
ここは我慢して、蒲鉾を美味しく味わった後ゴールを目指して再出発します。

鄭成功記念館です。


名前は聞いたことありますが、恥ずかしながら正直どのような人物かよくわかりません。
帰って調べてみたいと思います。

最近思います。最後のオアシスを過ぎると残り約10㎞。
あと10㎞でゴールできるという「安堵感」、反面もう終わってしまうんだなぁという「哀愁の念」」の複雑な気持ち
が混ざります。
でもやっぱりゴールしてホっとしたいです。





このまま道なりに進んでゴールを向かえるのかと思っていました。
ところが、後からジョトリカーに乗ったあみりんが現れ、「この少し先から右に曲がります」
と声を掛けられました。
何か仕掛けがあるんだろうなきっと。
思い出しました。スタート時、あみりんから「ゴール手前45㎞あたりでサプライズがある」
と言われていたことを。
今までの経験上、ほとんどの大会でゴール手前で比較的きつい上り坂が現れることを思い出しました。
先ほどあみりんが言っていた通り、右に曲がり細い脇道に入って行きます。




普段まず通らない道(農道)です。
車1台がやっと入っていける位の狭い道です。
ほー、ジョグトリップらしい道だな。よくこんな道を見つけたものだ。感心しました。
写真を撮ろうと立ち止まると、「モーモー」と牛の鳴き声が聞こえてきます。
横を見ると牛舎があり、牛さんたちが私の方を向いています。


これもサプライズでした。
しばらく農道を進むと先の方であみりんが手を振っています。
手を振り返しあみりんの元に行くと
「いいでしょ、この田園風景。田畑があり、海が見え、山があって。いかにもって感じで」
あみりんが自信げに語ります。




昔懐かしいと言うか田舎を思い出させる素朴な光景が素敵でした。
ところで45㎞地点位のサプライズって何ですか?今通ってきた道のことですか?
尋ねたところ、いやこの少し先に勾配がきつい上り坂が待っているとのこと。
覚悟して先に進みました。

途中、白壁と紅葉がきれいなコントラストを見つけました。


なるほど、この坂か。確かに結構な勾配があります。
しかし距離はそんなに長くなさそうです。
ハーハーと息を切らしながら、ほぼ歩くのと同じくらいのゆっくりとしたスピードで上って行きます。
まっすぐ正面を向いてではなく、カニ歩きみたいに少し斜めを向いて
上るような姿勢になっていました。
なんとか上りきり、少し行くと国道383号線に出ました。


今朝往路で通ってきた道です。
ここまで来ればゴールはもうすぐです。最後の力を振り絞りゴールを目指します。
まもなく平戸公園に戻ってきました。
再び平戸大橋の写真を何枚か撮影しゴールしました。


あみりんが「おめでとうございます、おつかれさまでした」とねぎらいの言葉をかけてくれます。
いつも通り、鶏の被り物を被り記念写真を撮影してもらいました。
この記念写真は後日あみりんが写真ハガキにして郵送してくれます。




参加者の声を述べました。
川内峠の景色が良かったこと、海がきれいだったこと、オアシスで美女?3人が迎えてくれたこと、
最後の田園風景が良かったこと…などなど。
それと本日のオアシス食予測は全滅でした。
出される食材は想像ついていたのですが順番が外れてしまいました。
しょっぱなに、ご飯ものが来るかと予想していたのですが、大福系が来たため、その後の予想も見事に外れてしましました。

本日の目標として掲げていた
①「上り坂はゆっくりでも歩かず走り続ける」
②「下り坂ではフォームを意識しながら走る」
③「気になった被写体を見つけ写真を撮影する」
の3つですが、
①はクリアできました。本日のコースは全体的にはフラットなところが無いくらい、アップダウンの繰り返しでしたが、
急勾配は(最後を除き)無かったため、ゆっくりなりとも走り続けることができました。

②は60点くらいでしょうか。一般的には少し前屈み位の姿勢で怖がらずと言われていますが、
どうしても足がもつれそうになり、スピードが出過ぎないようにと、ついつい後に重心が寄ってしまい、
のけ反る様な姿勢になっているのではないかと思います。
一度誰かに撮影してもらい、その様子を映像で確認してみたいと思います。

③の「気になった被写体を見つけ撮影する」は70点位です。
後で確認すると、写真撮影した枚数は298枚ありました。
しかし、同じようなアングルで数枚撮っているので、実質100枚位のカットでしょうか。
その中の似たショットから一番良いと思うものを選び保存しています。
途中、何ヶ所で脚を止めたか分かりませんが、撮影枚数だけは多く後から整理するのにいつも困ります。

現在はデジタルの時代なので、枚数を気にせず撮影できるものの、昔みたいに銀塩(フィルム)の時代だと、
フィルム代、現像代、プリント代と費用がかなりかかっていたため1枚に渾身を込めて撮影していました。
たぶん24枚撮り、多くても36枚撮り内に収まるように計算しながら撮影していたと思います。
(すみません、若い方には分からないと思います)

余談が長くなりました。自分への課題として出来るだけ一発で被写体を収めるようにする。
そして、通り過ぎた後、もう一度戻って撮影できる位の心のゆとりを持ちたいものです。
毎回そのような場面が何度かあります。
走りながら横目で“おっ”と思う光景があり、通り過ぎた後に写真に撮ろうかと思うのですが、
後戻りするのが面倒で“まあいいや”“次回にしよう”と言い訳してしまいます。
次回がある保証は何も無いのですが…。
是非ともゆとりを持って、時には後戻りして行きたいと思います。
「先を急がず、時には後に戻る」のもジョグトリップですね。

その後、しばらく他の方々と歓談し帰路につきました。

本日の一言…「(坂を上って)つらい思いをした後にはご褒美が待っている」
       坂を上りきったあと、視界がぱーっと開けるといつも感動します。

次回は12月17日に開催される「福岡で別府大分50km」に参加します。
最近仕事が忙しく、平日はなかなか走る時間がとれませんが、寒さに負けずぼちぼちとjogしたいと思います。
そしていつもながらですが、
「ご一緒させて頂きました皆様、ありがとうございました」
(家族へ)「早朝から一日中家を開け、自分勝手して毎度すみません。」

本日の走行距離…50km
11月度累計走行距離…408km