12の楽しみ!

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陶芸と山と・・・

2016-03-12 10:41:50 | 随想
陶芸家になりたい!

と思う人はたくさんいる。

そして自称、他称を問わず陶芸家の方もたくさんいる。

ただ作品だけで生活できているという方はきわめて少ない。

周りで先生と呼ばれている先輩陶芸家の方々を見ると

陶芸教室を運営していたり、各種学校の講師などをしたり

あるいはその両方だったりする。

家族がある方はどちらかの収入が安定していて陶芸ができる環境だったりする。

陶芸をしに瀬戸まで来たものの窯業の工場で疲れ切って自分の仕事ができないというジレンマの人も少なくない。


それを続けていくうちに段々と作品を創りたいのか生活したいのかが分からなくなっていく。

もちろん最初は作品を創りたくて、それが売れて陶芸家になることを夢見るのだが。

そう売れるわけではないことが分かってくると生活のため陶芸関係のアルバイトを始める。

窯屋さんだったり、単発の陶芸講師だったり、そうこうするうちに問屋さんの仕事が回ってくる。

これが曲者で(笑)、確かに新人の頃は色々勉強になるしある特定の技術も身に付く。

しかしそこまでである。

単価は高くない割に時間がとられる。でも仕事しないと収入がない。またもやジレンマ。


そういうジレンマに長い間はまっている自分がいる。

陶芸のための時間がとれない状況。あるいは波がある。

それで自分の生活を見直すために昨年度から断捨離を始めた。

言わゆるシンプルライフというやつだが言うとするとでは大違い。

まずは不要物、使ってないモノの処分。かなり片付いたがまだ段ボールに何箱分かある。

モノを処分すると身も心も軽くなるというのは事実だ。(笑)


次に本当にしたいことの見極め。

自分の場合陶芸以外にもやりたいことが多いもので。(笑)

しかしそれほど迷わずにことは2つに絞り込まれた。

『陶芸と山』

それ以外の趣味はテキトーにする。写真、水槽、自転車、などなど。


好きなことを生業にするのはどの世界でも難しい。

皆それに向かって頑張っている。

諦めずにできるところから一つずつ、一つずつ。


現在、別職で生活しているがなんとかこの希望の生活に移行していくのだ。

と言ってる間に轆轤挽いた方がいいんじゃないのと内なる声が聞こえる。(笑)


ガンバ!