折り鶴の憩い

日々の想いを・・

「いもぼた」と「厚揚げ串」

2014-02-07 09:51:01 | ツァー・旅行・たび・・色々
前回の「おおの冬物語」ツァーでの追加話です。

出発がお昼前だったので、参加者の昼飯は抜いているか軽食位。
それをカバーするためでしょうか、会場に行く前に「こびり」の時間がありました。

「こびり」というのは、方言の一つで農作業時の間食、今風だと「おやつ」。
今では殆ど使っていませんので、若い人には判らないかもしれません。

場所は、大野市街から山側にある『スターランドさかだに』
ここで郷土料理の里芋を使ったぼたもち「イモボタ」作りを体験し、
その後、囲炉裏端に集まって「厚揚げ串」を焼きながら食べました。
    
この「イモボタ」は、里芋の粘りを利用した昔ながらの知恵だそうです。
今回はきな粉いもぼたで、柔らかくてスゥーと口の中で溶けるよう。
 お餅と通常のぼた餅との中間の新感覚でした。
また 「厚揚げ串」は、ファストフード感覚の物をと昨年大野市の公社が企画開発したものです。
串には、特産の里芋とネギも刺されていました。

「こびり」とはいえ、それ以上の満腹状態、これで十分夕食までもちます。
それに雰囲気的にもゆったりとして、気持ちもくつろげました。

帰りバスの窓越しに、段々畑や昔火山爆発で散らばったという大きい「伏石」が見えました。
   ノンビリした風景に、時空を超えた癒しを感じました。

(追記)
 「イモボタ』の作り方
  ①白米、もち米(4:1)を洗い水に浸す(30分以上) ②里いもは皮をむき、乱切り。
  ③米の上に里芋を置き、炊く。  ④炊き上がったら塩を加え、すりこ木で芋をよくつぶす。
  ⑤つぶしたものを丸め、小豆餡や、黄な粉、ごまなどをつける。
  尚、油揚げは、大野市民のみならず福井県民の好物の一つです。

  「伏石」は、約3万年前大野市の経ヶ岳火山から火山活動などで崩れ落ちた岩塊。
        勝山市や大野市の集落に多く点在し、「伏石」と言われている。
        その最も大きいのが、「大矢谷の巨大岩塊」(2012/10/21のブログに記)

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