折り鶴の憩い

日々の想いを・・

「敦賀舟溜まり地区のまちなみ探訪」から (1)『博物館通り』で

2013-11-30 15:22:31 | ツァー・旅行・たび・・色々
11月中旬、福井工業大学「市民ふれあい教室」の学外講座「敦賀舟溜まり地区・まちなみ探訪」
日帰りバスコースに参加した。参加者は市民12名ほど、他に福井工大の学生さん達10数名。

敦賀舟溜まり地区には、「町屋再生事業」の一つとして歴史的に町家の面影を残している『博物館通り』と古くから「魚町」として親しまれてきた『お魚通り』がある。
『博物館通り』では、レトロな町家を改装したお店などが並び 道路も石畳に改修されていた。
「創作和紙人形 紙わらべ資料館」(平成17年開館)もその通りにあり 、   
創作人形作家で有名な高木栄子さんの作品が展示されていた。
 店内に入ると別世界。可愛い和紙人形が、優しい姿で迎えてくれた。
身丈が10㎝弱の紙人形は目鼻や口はないが、仕草から充分その表情が見えてくる。
展示品は、いずれも昔懐かしい伝承遊びや四季折々の風物詩など日本の原風景。
特にお祭りをテーマーにした夜店風景は、素晴らしい。色々な露店の店先には、精巧に作られた野菜・古着・玩具などがズラリと並び、本物そっくりのミニチャ版。子供の頃が懐かしく想い出されてホッたと安らぐ。
展示は季節によって変えるとかで、今は秋のバージョン。もっとゆっくり見たい気持ちのまま、次へ。

 野菜たっぷりのランチが楽しませるカフェ、国産小麦と酵母で作るパン屋さん、オーナが陶芸作家の雑貨屋さんなどの店頭を通り、「みなとつるが山車会館」へ。
ここには祭りの山車6基が展示してあって、スクリーンシァターで山車巡行の映像を鑑賞。どの山車にも松の枝が飾られていたのは、興味深い。しかし建物自体が昭和初期の「日本洋風三大建築」の一つに数えられている「市博物館」は、目下改修中なので見学できなかったのは残念。
少し戻り脇道に入ると「晴明神社」。    
 ここは安倍晴明が990年から5年間敦賀で修業した所で 占いに使った祈念石が祀られているのだが、メジャでないらしく地元でも知らない人がいるという。学生さん達もあまり興味がなさそうだった。

舟溜まり地区というのに「何処なのか」と思っていたら、少し戻って所で見えてきた。
橋から眺めると、     それなりの港町情緒がある。
改修したという蕎麦屋さんの窓も、よくマッチして雰囲気が出ていた。やっぱりこういう風景はいい。
ここで、『博物館通り』のまちなみ探訪は終わり。『お魚通り』については、次回で。

(付記)
本講座講師が 敦賀市「景観まちづくり」WS「ふるさと創造プロゼクト」アドバイザーとして参加されていて、その経過について実地学習。バスの中では、関連論文を提示しプロレスなども説明された。