「Jerry's Mash」のアナログ人で悪いか! ~夕刊 ハード・パンチBLUES~

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【Jerry's Guitarの掟】(Part 1) 俺『MASH』が想う名器『ストラトキャスター』と『エレキギター』の実態!

2024-03-15 12:06:19 | 『MASH』が書く『本当のギター話』

先頃『ストラトについて』
本紙音楽担当『ハウリンメガネ』が記事で論じていたのを
皆さんはどうお感じになったであろうか?
(読んでいない読者は読んでからどうぞ!↓)

https://blog.goo.ne.jp/12mash/e/ba4ca23ec8dc3f8034187df53298cc1a

彼も記事にて書いている通り、
俺は今でも
「マイクはフロント1発で十分!」
と考えているのだが、
彼の『ストラト論』は一般的には正論と考えている。

ここで『一般的』とあえて付け加えるのには
モチロン理由(ワケ)があるのでR。
その理由とは?

「そもそもギターって、ピッキングのタッチによって、無数に音を変えられるから1発で十分なんだ!」

今までにもコトある毎に
『ピッキングの重要性』
を説いて来たところだが
『多くのギター弾きが自己のスタイルに陥り、ピッキングを変えることが出来ない・・・』
そんな『現状』があるのは本当に残念なことだ。

本紙をお読みのギター弾きの諸君、
「君は一体、どうやってピッキングをしているのだろうか?」
俺が一番大切にしている部分、
それがまさに『ピッキング』なのである。

ご存知の方も多いだろうが
『俺は全てのギターでフィンガーピッカーであり、ピックは一切使わない!』

このことは
「ギター馬鹿人生」
とメガネが言うように
『ギターを弾いて生きている』
という
『俺の人生において大変なオリジナリティを確立している。』
と言えるだろう。

そもそもメガネが書いた様に
『エレキギターには個々のモデルにより特性があり、モチロン違いもある』

俺も10代の頃は『エフェクターを多用』していたし、
「テレじゃ音が伸びない!」
な~んて勘違いなコトを言いながら(笑)
『ストラトに持ち替えた過去』もある・・・。

しかし、今はハッキリ言おう!
「どっちも大差ない!」

もちろん
『メガネが記事で挙げた部分はけっして間違いではない。』
と前置きをし、話を進めよう。

重要な部分は先に挙げた
『ピッキングの感覚』と『耳を養うこと』
にあると俺は考える!

『ピッキング』
については、先に挙げたとおり
「フィンガーでもピックでもタッチによって無数に音を出せる」
様に練習を積む必要がある。

そして
『耳』
について簡単に言えば
「当然フロントとリアでは、出音が全く違う」
わけだから、
「このエレキギターって、フロントでどこまで出せるのか?」
そして
「リアでどこまで出ちゃうのか?」
といった
『音の限界を理解することが基本』
でR。

断言しておくが
「ストラトは良いギターであり、間違いの無い世界最高のギアだ!」
3発のマイクで無数に音色を醸し出せる・・・
しかし、俺の場合は
「フィンガーピッキングの感覚で無数に音を出す方がプレイに集中できる!」
そして
「メカ的なエレキの部分に集中力を乱されたくない!」
そんなギター弾きなのだ。

そう!
「俺はエレキってアコギの延長であり、エレキでもアコギの音を出せなきゃいかん!」
と考えているのだよ。
「無茶言うなって!」
と言う諸君に告ぐ。

俺は長年『Mashroom High』というバンドを組んでいるが
そこでは
「曲間が無く、曲をアドリブのJamでつないでいく・・・」
そんな
『ノンストップ・Freeスタイル』
を用いているバンドなんだ。

決まった曲を演奏するなんてゴメンだから
「その日の気分と客層でステージ・パフォーマンスをステージ上で判断してプレイする」
そんなバンドなんだよね。

そこでは
『コロコロとギターを持ち代える』
なんてことは出来ないから、
『1本のエレキで様々な曲、それこそRock,Blues,Jazz,Acousticとプレイする』
ことになるのさ。

そんな多種多様なスタイルを、エフェクターも使わずプレイする・・・。
結局のところ
『ギターが奏でるメロディに集中してプレイをしている』
(フレーズではなく、メロディ!)
ってことなんだ。

平たく言えば
「歌やギターによるメロディックなプレイに集中出来なくなる邪魔モンは要らない!」
って話なんだね。
だから
『50年代~60年代製のミュージックマスター』
なら
「フロント1ピックアップで十分!」
と言ってるってワケ!

とは言いながらも
「ステージでは、ほぼテレキャスじゃない!」
と読者諸君は言われるだろう。

その理由?
「お客さんに若い人が多い場合は、どうしてもトレブルを必要とするから!」
ってコト。
「デジタルに慣れた若い耳にはフロント1発はコモッテ聴こえる様でね・・・」
でも俺には
「ストラトほど音色が多い必要は無い!」
のよ。無数のストラト所有者でもある俺なんだけれどね!(笑)

それと、ラッキーな事に
『テレは俺用のカスタムメイドが手元に多くある』
から、その辺りも選ぶ理由かな!
「テレはツマミの操作がし易い!」
ってのもイイのよね。

ただ、言っておくが諸君の愛器が
「未調整のギターや、悪いギターである場合、話は別!」
だぜ。
『特に安いエレキギターは店で買ったままの状態で弾いては絶対にダメ!』
なのさ!
「自分でシッカリと調整するか、俺たちのようなプロに調整を出さないと悪いまま・・・』
なんだよ。(この話は後日詳しく書く!)

まあ、基本は本紙タイトル通り
俺は『アナログ人』なのだから
『断然アコギのサウンドが好き!』
なんだけれど、何本も会場にギターを持って行くのはイヤだろ?
せいぜい『万が一のサブを含め、エレキ2本が限界』なんだよね(笑)。

なんか、こんな原稿を書くのも流れなので、
今後は
『俺の40年間で使って来たメインギターの数々』
を本紙にて紹介して行こうと思うよ!

では、今回はココまで!

《編集長& Jerry's Guitarオーナー「Mash」筆》

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