「Jerry's Mash」のアナログ人で悪いか! ~夕刊 ハード・パンチBLUES~

「Jerry'sギター」代表&編集長「MASH & ハードパンチ編集部」が贈る毎日更新の「痛快!WEB誌」

ビートルズ、ボス(ブルース・スプリングスティーン)、そしてボブ・ディラン!

2018-10-27 13:06:00 | BOB DYLAN
ボス…
ブルース・スプリングスティーンのアルバムは
全てにおいて、「人生の教科書だった」
と今、俺は思う。

12歳の時に、このアルバム
「Born in the USA 」を手に取った。
強烈なロックビートとは裏腹に
憂いを感じる「等身大のアメリカンライフ」に
少年だった俺は危機感を感じたんだ。

アメリカからとても遠い、
ココ日本に住むスポーツ少年に
大いなる「将来への不安」を抱かせ、
バッチリと「危機感を持たせた」んだ。(笑)

そんな作品を今、久しぶりに聴いた。

今聴くと「トムジュード」の様な重さを感じ
サウンドの明るい印象は、まるで残らない。

コレは俺が大人になった「証」なのだろう…
トランプ政権の「今のアメリカ」さえも
透けて見えて来る… そんな不変的作品に思える。

この中で当時の俺が一番影響を受けた曲、
ソレは「グローリーデイズ」だった。

高校時代のエースと偶然ばったりとバーで会い
速球投手だった彼と飲みながら話す。
彼が話し続けたのは「過去の栄光」の話ばかり…

ロックン・ロール!
俺はそんなモンに命をかけて来た。
何故だか分からないけれどネ。(笑)

ただ、きっと歌詞の中に出て来た
こんな「エース」にはなりたくない!
と思ったからだろう。

ボスは続ける

年を取ってから過去の話ばかりしたくない。
でもきっとそうなるだろう…
時は知らない間に過ぎ去って行き、
残されるのはクダラナイ「過去の栄光」の話だけ…

少年だった俺は本当に「ゾッとした」んだ。
本気で危機感を感じ、
本気でギターに向き合い始めた瞬間だった。

ソレはこのアルバムに収録されている
「ノーサレンダー」にある歌詞の様に

「学校よりも3分間のレコードから多くを学んだ」
んだ。
そう!本当にそうだった!
ボスは俺の幼少期に気持ちを代弁してくれていた!

ビートルズによって人生の扉が開かれ
ボスが俺を「独自の大人」へと成長させてくれた。
そして、ボブ・ディランが俺の人生を、さらに
「大きく羽ばたかせ」てくれたんだ!

ロックン・ロールに乾杯!
テレキャスが今でも一番好きだよ。
ホントにさ!(笑)

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