信州スロウライフ12ヵ月

野菜や草花と暮らす生活

伊那谷にも春が来た

2014年03月25日 20時56分20秒 | Weblog
2,3日前から気温が上がりだした。
といっても朝夕の気温差が大きく、朝起きると庭には真っ白に霜柱が立っている。
飛び出していった犬たちの足は戻ってくると、泥でぽっくりを履いたようだ。

冬は寒い寒い原村から引っ越してきて初めての春を迎える。
2月から3月の初めまではドカ雪のため、雪景色の中で生活をしていたが
すっかり溶けて気温が上がり春めいた風情にほっとする。

昨年移植した球根類が芽を出し始めた。
あれほどの長期に雪の中ですっかり凍って駄目になったであろうと思っていたので
庭のあちらこちらで発見した時はとても嬉しかった。

夏の暑い時に何度も往復して移植していたので、案外丁寧さには欠けていたと思う。
伊那は大きな谷になっているので風が強く吹く。
毎日午後になると穏やかだった午前中に比べ、場所によっては屋外での作業がはかどらない。

それでもにわかに農家は勢いづいて田んぼや畑で作業する姿が増えてきた。
あぜ道の下草を焼く風景が見られるようになった。
煙がたなびく様子はいかにも春らしい。

      
東京は桜の開花のようだ。
先週、既に咲いている木々を見てきたが、この伊那地方は4月の17日が開花の予測だ。
有名な高遠の桜が咲けば高速道路や諏訪や茅野方面からの県道は渋滞となる。
それでも見渡せば広範囲にピンクに染まる田園地帯とまだ白い雪が残る高い中央アルプスや
南アルプスの風景は長かった冬の寒さを忘れさせてくれる大自然の醍醐味だ。

これから毎日悪天候でない限り庭に出ては菜園と花壇作りで時間を忘れて仕事をする季節になる。