徘徊老人のひとりごと

地球上を徘徊する75歳のボケ老人のひとりごと

徘徊老人のひとりごと 熱海日乗(平成31年1月9日、水曜日、晴れ)

2019年01月10日 | 日記
          昨日(8日)の朝でドストエフスキーの『悪霊』第一部を読み終えた。
          496ページもあったぜ!
          普段なら巻末に「解説」や「後書き」があっても読まないのだが、
          「読者ガイド」と書いてあったので今朝読んだ。
          訳者の亀山郁夫氏はロシア政治にも深い造詣があるので、この『悪霊』が書かれた背景を
          親切に解説している。また、第一部を読んだロシアについてなんの知識もないワタシのような
          読者がいることをおもんばかって
          「『悪霊』全体を読みとおした読者は、そこに描かれるおびただしい数の死に、あるいは小説全体に
          満ちわたる恐ろしいまでのグロテスク性に、驚きの目を見はるに違いない。(中略)
          ただし、この第1部を読むかぎり、そうした悲劇的な結末の気配はごくわずかに感じとれるすぎない」
          (498ページ)

          そうなんだよネ。第1部を読むと、どこが「悪霊」なんだよ、名前も覚えにくい登場人物がでてきて!
          そんな読者のために、登場人物についてや、ロシア人の名前の仕組みなどがやさしく解説している。
          なんだ、それなら、読む前に教えてくれよな~!と言いたいところだが、
          「読書ガイド」が小説の前に置くのもちょっとな~~?と思ったのだろうネ。
          なにはともあれ、引用した文にある通り「全体」を読まなければということらしい。
          第2部、第3部とあるからな~~~~。(笑)

          天気は快晴なのだが風が冷たく、海には白波が立っていた。
          今日は「門松」を片付けようと思ったのだが様子を見ることにした。
                
                朝には釣り船が出ていたが、波が高いので撤収したのか釣り船は海から消えていたが
                海上自衛隊の掃海艇が相模湾内を訓練航行していた。
                向こうに見える町は葉山だ。

          お昼すぎに風も止んだので昼寝もせずに「門松」の撤収作業をした。
          水仙は球根付きなので歩道の脇の花壇に植えかえたし、土ももとにもどし、門松の竹はベランダに
          持ち帰り、別の用途に使用するし、縄などは来年用に再利用だ。
          「お焚きあげ」のために「神社」に持って行ったりしない不信心者なのだ。

                
                夕方、波も静かになって空が淡いピンクに染まった。

         夜、なんとなく酒は飲みたくないと思ったので酒は飲まなかった。今年2回目の「禁酒」
         人の話しは聞かないが、自分の「心の声」には素直にしたがうワタシなのだ。(笑)
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