おやじのつぶやき

おやじの日々の暮らしぶりや世の中の見聞きしたことへの思い

だらしないぞ野党ってもう言い飽きた

2005-01-25 23:10:35 | 平和
 「郵政民営化」国会が始まった。さっそく、コイズミは得意の軽佻浮薄な弁舌で与野党を煙に巻いた。彼は、あらかじめ敵を作ってそれに対して挑発していく。自分の考えに反対する抵抗勢力に
悪役のイメージをうえつけ、それと対峙しながら悪を懲らしめ、善政を進める、信念の人というイメージを国民に与える。
 すっかり騙された国民は、コイズミをいじめると、ジュンちゃんかわいそう、皆でいじめなくてもいいじゃない!実に大向こう受けするやり方。まさに劇場型政治家の典型。オレオレ詐欺なみなのだ。もうその手法は、すっかりぼろが出ているのに。
 それに対して民主党の岡田さんはまじめ一筋ウン十年という感じ。正攻法で攻めたが、戦いあぐねた。結果、初戦はどうみても残念ながらコイズミの勝ち。所詮、どこかで妥協するのがコイズミ手法。それが分かってての自民党との出来レース。その芝居の中で、野党の存在感は、ゼロ。もうすでに予算も史上最短で成立との諦めムードが野党には広がっているという。
 いったいなんじゃ、このていたらくは。
 今度の国会は、郵政民営化だけではなく、自衛隊イラク派遣延長の是非。憲法「改正」。国民投票。女帝容認。それに政治資金。消費税。・・・今後の日本の進路に重要な影響を与えるさまざまな問題についてとことん深い論議が必要な国会。それが始まったとたん、威勢がいいのはコイズミだけ。以下自民党も民主党もそのほか野党も全く元気なし。公明党は、都議選しか興味なくいたるところに選挙ポスター。
 いったいどうなっているのか、国会は。
 以上あげたさまざまな問題は、どうも国会という表舞台で論議するというより、国民の目に触れにくいところでの話し合い、駆け引きで決着をつけるような様相。そして、道路公団のように骨抜きになって・・・。一方、議員さん方は、国会解散・選挙には戦々恐々。ここでも解散権を握るコイズミ一流の脅し・すかし作戦による独壇場。その政治姿勢を面と向かって誰も諫めない。ただ自分たちの選挙対策。
 気がつけば、あれよあれよという間に、本丸の憲法9条も変えられて、戦時体制の国家へと官も民も取り込まれてしまう。クワバラ、クワバラ!
 ところで、日本の国会は、「質疑応答」というスタイルでしか議論が出来ないのか。質問も答えも脚本通りに近い。お上(政府)に対してお伺いをたてる形式は、戦前からのものなのか。持ち時間も決められ、答弁が長ければ時間もだんだん短くなる。いきおい、質問者も質問だか自分の意見高だか見当がつかない発言をし続ける。中には、自問自答して終わりにするようなわけの分からない議員も。
 もっと国会が国会らしく政策論争を出来るように(最近の党首対決のような)形式そのものを変えていかなければダメだ。時間が来てハイ!日程を消化してハイ!議論終了ハイ!あとは、採決。これも与野党では数が与党が圧倒的に優勢だからよほどのことがないかぎり原案通り可決、成立がもう分かっている。党内で反対意見があっても、党議には従って賛成する自民党、公明党(この党は、はじめから党内民主主義なんて存在しないが)。かつて、造反議員が出て、総理大臣不信任という事態もあったが、今となっては昔の語りぐさ。
 ますます与野党、特に野党が物わかりがよくなり、憲法でも何でも時の政府の言うとおりに。これじゃ、それこそ国会は、国民の目から離れ、その無関心の中で重要法案が成立する。
 どうしたらいいか。それは、野党が本気で一大奮起して大論戦を巻き起こしていくことだ。元気出せ!野党、特に民主党!
 でも、民主党は郵政民営化では、党内はまとまる見込みもない。ならば、徹底して抵抗勢力になりきることだ。今のコイズミ改革の欺瞞性を暴きながら、労組には有無を言わせず、真の改革は、我が党の任せろっていうくらいの気概が必要だ。そういう信頼と実績が大事だ。なのに、いまだに入口のところでまだウロウロしている。このままじゃコイズミ一人勝ち。
 コイズミは小生の敵だ。敵の敵は味方ですぞ。
 それにしても、戦後60年。長年の左翼嫌いがこうじて、今や一億総右傾化。今の国家の体制に批判的な言辞でも吐こうものなら、「黙れ、左翼野郎」てな次第。これでいいのか、日本!
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