どこまで行けるか80歳

崖から突き落とし。這い上がれるのか

犬も喰わない奴、ふたつ

2017年09月23日 | 楽しい後期高齢生活のために
落語を聴きに寄席にゆく。

隣にご夫婦が座った。

座るなり夫がいった。

自分は耳が聞こえない。人が笑ってもわけがわからん。前にもどうとかこうとか、という。

奥さんが勝手にチケットをとったとかいう。

くどい、うっとうしい。うらみがましくくりかえしいう。

それなら家を出る前にいえばいい。ここに来るまでだまっていて、と切り返すおくさん。

そう、そのとおりと、ひそかに頷くわたし。

口達者な男がここでうだうだいうとは、いやがらせか。開幕までの時間つぶしか。

これを最後までやられてはたまらんなあとイラつく。

以前にもソバ屋で、同席した夫婦がすごかった。


そのときは、なぜか注文した料理を夫が食べない。

妻はあんたが注文したんだからあんたが食べろという。そりゃそうだろうと思う。

が、夫はガンとして食べないで妻に食べよという。変な奴だ。

妻は私は私の注文品をたべたからいらないという。

見れば夫のソバは完全にのびまくって、原型はわずかである。

おそらくこのふたり、かなりの時間これをくりかえしていたのだろう。

そそくさとソバを食べ、立つときにも二人はにらみ合っていて、職員がお茶をたしていた。


落語夫婦は妻が、おもしろうない、かえる!と毅然と立って行った。

夫、うろたえてあとを追う。たぶん想定外の行動であったと思われる。

ほっとする私。でも奥さん、せっかくなんだから夫に帰ってもらえばいいのに。

つかみ合いはあとでね。
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