8月は終戦の月。私たちの世代は、戦争を経験した最後の世代である。
戦後の飢餓時代を乗り越え、幼児期をすごした。
昭和初期の文化+江戸時代の名残り+場合によっては縄文期の食べ物でしのいで生き延びている。
その後の昇竜のごとき日本の変わりようの中で、いいように揉みたおされた。
そして最後の締めが大地震であり、ITであり、コロナであった。
こうして80代になって周囲を見渡してみると、個々人の考えや生き方に大きな差が出来ていることに気が付く。
年をとっても目から鼻に抜けるようなすばしこい人もいるが、聞いただけでギエーといいたくなるようなおっとりした人もいる。
が、いよいよ最後をむかえ、認知症、または脳動硬化症で、周りの変化など一切しらん、という人が増えてゆく。
なかなかの波乱である。
そして最後の最後は熱波のなかの巨大地震。
アッチよりもこっちのほうが地獄ではないのか。