午前10時30分から市議会全員協議会が開催され、9月議会で提案される木ノ浦の観光交流拠点施設のあり方について、検討状況の説明があった。
閉館となった「きのうら荘」の跡地利用については昨年度(H23年度)予算で解体費と新施設の設計費が盛り込まれたが、議会含め各方面から様々な意見が噴出し、予算執行が先送りとなった経緯がある。(こちら参照)
再度構想を練り直すために「木ノ浦における観光交流拠点施設のあり方検討会」が昨年秋に設けられ、以後4回の会合が開かれ、検討が重ねられてきた。
「きのうら荘」の老朽化は著しく、今冬前の解体が望まれるが、跡地利用の方針が決まらなければ解体の財源さえ決まらない。そういう側面もあり、この9月議会を目途に精力的に議論が積み重ねられてきたのであり、ここで再度、議会から構想を突き返されるようなことになると市長の立場は厳しいものになりかねない。
冒頭、市長から9月議会にきのうら荘の取り壊し費用と新施設の設計費を提案したい旨発言があり、観光交流課長から検討会での検討内容の説明があった。
新施設の条件は、
①日置地区の拠点となり、市全体の観光活性化に寄与すること
②安定した経営をおこなうこと
③既存の宿泊施設と競合せず、連携すること
要するに、検討会では新施設をつくることに頭から反対するわけではないが、周辺の宿泊施設、観光施設との競合し民業を圧迫するものではいけない。また、これまでの市の施設のように(すべてとはいわないが)、赤字経営で税金を投入しなければいけないような施設ならばつくるなということである。
そういう意味で、新施設は単なる「きのうら荘」の建て替えではなく、地域の拠点として他の施設にもプラスとなるような共存共栄関係を構築できるかどうかが大きな課題となる。
また、日置地区は市内でも過疎化の進行がもっとも著しい地区ではあるが、近年、Iターン者も増え、里山里海の保全活用を基本にIターン者と従来の住民との協同作業も活発におこなわれている。ある意味では市内で一番活力のある地域でもある。
このような取り組みをさらに発展させ、その効果をより広い地域に還流していく施設であることも期待される。
コンサルタント会社がつくった資料に書かれたコンセプトには「体験型観光交流施設の整備による交流人口の拡大を目指す。」と全国どこにでもあるような月並みな表現が記載されているが、単なる営利目的の観光施設ではなく、地域の人や施設や資源をコーディネイトする役割を担った、行政がつくる施設だからこそ踏み込めるコンセプトをもった施設だと私は理解している。
ハード面については、ケビン10棟(4人滞在可)、管理棟1棟(事務室、体験工房、(簡単な)調理室、談話室、研修室、トイレ)、そして海水浴場利用者などを対象にしたシャワー・トイレ棟も隣接して設置される。
ケビン方式でいくことについては昨年の6月議会で私からも提案しており(こちら参照)、この方向で、今後さらに運営主体の詰めなどしっかりやってもらうよう期待し、見守りたい。
今日の全員協議会では、この他、①病院医療訴訟の専決処分、②まぐろ蓄養の道水の撤退、③中国浙江省でのGIAHS会議への市長、企画財政部長の参加、④プレミアム商品券の発行(9月議会で予算計上)、⑤勝東庵の勝田深氷氏の逝去について報告があった。
④は木ノ浦施設とともに9月議会の争点か?
⑤は今後の重要課題。
閉館となった「きのうら荘」の跡地利用については昨年度(H23年度)予算で解体費と新施設の設計費が盛り込まれたが、議会含め各方面から様々な意見が噴出し、予算執行が先送りとなった経緯がある。(こちら参照)
再度構想を練り直すために「木ノ浦における観光交流拠点施設のあり方検討会」が昨年秋に設けられ、以後4回の会合が開かれ、検討が重ねられてきた。
「きのうら荘」の老朽化は著しく、今冬前の解体が望まれるが、跡地利用の方針が決まらなければ解体の財源さえ決まらない。そういう側面もあり、この9月議会を目途に精力的に議論が積み重ねられてきたのであり、ここで再度、議会から構想を突き返されるようなことになると市長の立場は厳しいものになりかねない。
冒頭、市長から9月議会にきのうら荘の取り壊し費用と新施設の設計費を提案したい旨発言があり、観光交流課長から検討会での検討内容の説明があった。
新施設の条件は、
①日置地区の拠点となり、市全体の観光活性化に寄与すること
②安定した経営をおこなうこと
③既存の宿泊施設と競合せず、連携すること
要するに、検討会では新施設をつくることに頭から反対するわけではないが、周辺の宿泊施設、観光施設との競合し民業を圧迫するものではいけない。また、これまでの市の施設のように(すべてとはいわないが)、赤字経営で税金を投入しなければいけないような施設ならばつくるなということである。
そういう意味で、新施設は単なる「きのうら荘」の建て替えではなく、地域の拠点として他の施設にもプラスとなるような共存共栄関係を構築できるかどうかが大きな課題となる。
また、日置地区は市内でも過疎化の進行がもっとも著しい地区ではあるが、近年、Iターン者も増え、里山里海の保全活用を基本にIターン者と従来の住民との協同作業も活発におこなわれている。ある意味では市内で一番活力のある地域でもある。
このような取り組みをさらに発展させ、その効果をより広い地域に還流していく施設であることも期待される。
コンサルタント会社がつくった資料に書かれたコンセプトには「体験型観光交流施設の整備による交流人口の拡大を目指す。」と全国どこにでもあるような月並みな表現が記載されているが、単なる営利目的の観光施設ではなく、地域の人や施設や資源をコーディネイトする役割を担った、行政がつくる施設だからこそ踏み込めるコンセプトをもった施設だと私は理解している。
ハード面については、ケビン10棟(4人滞在可)、管理棟1棟(事務室、体験工房、(簡単な)調理室、談話室、研修室、トイレ)、そして海水浴場利用者などを対象にしたシャワー・トイレ棟も隣接して設置される。
ケビン方式でいくことについては昨年の6月議会で私からも提案しており(こちら参照)、この方向で、今後さらに運営主体の詰めなどしっかりやってもらうよう期待し、見守りたい。
今日の全員協議会では、この他、①病院医療訴訟の専決処分、②まぐろ蓄養の道水の撤退、③中国浙江省でのGIAHS会議への市長、企画財政部長の参加、④プレミアム商品券の発行(9月議会で予算計上)、⑤勝東庵の勝田深氷氏の逝去について報告があった。
④は木ノ浦施設とともに9月議会の争点か?
⑤は今後の重要課題。
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