北野進の活動日記

志賀原発の廃炉に向けた取り組みや珠洲の情報、ときにはうちの庭の様子も紹介。

新規事業、これはおもしろそう

2013-02-22 | 珠洲市議会
 昨日に続いて議員全員協議会。
 今日は10時から5時まで、各課室局からの新規事業や主要事業、制度改正による事務の説明である(教育委員会、福祉課、税務課、議会事務局関係は25日)。

 交流人口の拡大策や里山里海の取り組みについて、政友会からもかなり辛口の疑問や批判が飛び出した。全員協議会の場だけではなく、ぜひ本会議場で展開していただきたいやり取りもあったが、生臭い話は横に置いて、いくつもある新規事業の中からこれはおもしろいと思った事業を一つ紹介したい。

 「見附・恋路海岸周辺活性化事業補助金」である。
 見附観光協会や恋路観光協会はじめとした住民や民間事業者が参加した「見附・恋路海岸周辺アクティビティ推進協議会」が実施する事業を支援するということだが、今回の予算計上額はわずか150万円。具体的な補助対象事業も決まっているわけではない。
 しかし、何がおもしろいかというと民間が中心となった自治体の枠を超えた事業を珠洲市と能登町がそれぞれ予算を出しあい応援していくという構図だという点である。

 その核には宗玄酒造があり、下記の取り組みが進められている。

北國新聞
 
 ここ数年、奥能登2市2町での里山里海の取り組みが活発化し、能登4市4町のが世界農業遺産にも認定され、「能登は一つ」とも言われる。しかし、一皮めくれば自治体間の足並みの乱れも目につき、協調というよりはライバル意識が先に出るような印象もぬぐえなかった。
 
 世界農業遺産認定で注目されているあえのことや塩田にしても、昭和の大合併や平成の大合併でできた自治体の枠にこだわっていてはその歴史的・文化的な背景や本質に迫ることは難しい。もちろん魅力をアピールする態勢も弱くなる。
 自治体の枠を超えてしっかり協力できる事業がこれを契機にどんどん拡大していくことをぜひ期待したい。

(追加)
北國新聞 2013.2.28




コメントを投稿