北野進の活動日記

志賀原発の廃炉に向けた取り組みや珠洲の情報、ときにはうちの庭の様子も紹介。

最終日、やっと行けました 「健二」の詩 ~ふるさと小木からの祈り~

2014-10-21 | 活動報告


私と同郷、能登町小木の生まれで、筋ジストロフィーと闘いながら詩をつくり続けている四方(よも)健二くんの作品展が先週の火曜日から能登町役場小木支所のロビーで開催されていた。
最終日の今日、私もようやく見に行くことができた。



詩集を何冊も発刊し、金沢市の泉鏡花記念金沢市民文学賞も受賞している四方くん。
山出保前市長から賞状を受け取っている写真も飾られていた。



四方くんはいま、直接ペンで詩を書くことはできないが、パソコンで文字を刻んでいる。
今回の展示会は四方くんの詩を小木の人たちがそれぞれご覧のような作品に仕上げて、それが展示されてる。
先月も生死の境を彷徨った四方くん。
どの作品にも彼の健康の回復を願う祈りが込められている。



ところが、彼の詩を読むと立場は逆転する。
いつ訪れるかも知れない死の恐怖と闘いながら、一瞬一瞬を精一杯力強く、誰よりも深く生き抜いている力に圧倒される。
言葉の力強さに加え、もう何年も病床に臥せる中でどうやってこんなに想像力豊かな詩が書けるのかと驚かされる。
村岡花子ではないかが、四方君にもどこにでも飛んで行ける想像の翼があるようだ。



四方くんとはFB友達だが、最近は体調が厳しいのだろう、書き込みが少ない。
今日はお父さん、お母さんにも会うことができ、近況をうかがい少し安堵することができた。



会場には四方くんへのメッセージが掲示されたコーナーも。
生きるパワーをもらった感謝の言葉が綴られている。

明日から28日までは小木小学校で展示され、29日から11月6日までは小木中学校で展示される。




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