スキー選手という経歴について Image credit: Dr. Serkan ANILIR (⇒ 拡大写真はこちら) | Image credit: Dr. Serkan ANILIR & 中公新書ラクレ |
上の写真は、独立行政法人科学技術振興機構(JST)運営の「かがくナビ」のセルカン氏に関する記事(左上)や、セルカン氏著「ポケットの中の宇宙」中公新書ラクレ(右上)に掲載されている写真である。この写真は、セルカン氏著「宇宙エレベーター」p19にも、アルペンスキー選手だったころのものとして掲載されている。
上記「かがくナビ」の記事には、「中高生の頃、ぼくはスキーのトルコ代表選手として選ばれた経験があります。その時に国家の代表になる誇りを知ったのです。」 とのセルカン氏のコメントが掲載されている。
このセルカン氏が示したスキー写真は、全くの別人の写真を盗用したものである可能性が高いことが以下の事実から推測される。
スキー写真に関するいくつかの矛盾点について (コメント欄:TTN様からのご情報)
・ セルカン氏のスキー写真のブーツやウェアは、2004シーズンのオーストリーチームのウェア、同シーズンのサロモンの板と靴に酷似している。 http://www.skinet.co.jp/ski-and-ski/work/Biography/MattStanton04sl.jpg ・ また、明らかに回転競技の写真であり、スキー選手であればこれを大回転と紹介することはありえない。 |
(ウェアの腕の部分には、Bessonの文字が確認でき、Anzi Bessonというメーカーのことだそうです。)
また以下は、アニリール・セルカン氏著『ポケットの中の宇宙』 の内容からの再編集
・1982年(8歳) : ドイツ国内科学コンテストで「1.FCケルン」のホームスタジアムの照明を太陽エネルギー、風力、水力でまかなうという アイディアで2位に(p14,p15)。授賞式に訪れてきた寄宿学校の経営者に見込まれ、スイスのミッションスクールへ (p15,p16)。寄宿学 校近くのスキー場で独学でスキーを始める(p23) ・年不明 (「トルコに帰国後」) : スキーのトルコナショナルチームの選抜テストに飛び入りで参加、ダントツの成績でその場でナショナル チームに選出。 ・1987年: イタリア、セストリエールで開催されたU20ヨーロッパジュニア大会の大回転で金メダル(同じ大会にアルベルト・トンバが参加)。 トルコ人として冬季競技の世界大会で初の金メダル。トルコでスキーをやっている若者は全員セルカン氏の名前を知っている。 (p25,p26)。 ・1988年(15歳): スキーの回転競技でカルガリーオリンピックに出場、14位の成績(p27)。 |
スキー選手としての経歴は、メディア等でも取り上げられている。
・ 元アルペンスキーヤーにしてトルコ人初のFIS金メダリスト」 http://www.semi.org/jp/News/MailMaga/P044109?utm_source=tsushin&utm_medium=email&utm_campaign=tsushin200807 ・ 「セルカンさんはスキーのオリンピック選手にも選ばれている。」 http://minamikisyu.i-kumano.net/news/2007_09/20070902_00.htm |
・上記のようにセルカン氏は、スキーの選手で1988年のカルガリー冬季オリンピックに出場したことになっているが、同オリンピックの公式レポートの選手団および競技結果にセルカン氏の名前は見当たらない。また、全ての競技記録にも該当がない。(レポートは http://www.aafla.org/5va/reports_frmst.htm より入手可能。)
・国際スキー連盟(Federation Internationale de Ski, FIS)の世界大会にSerkan Anilir氏が出場した記録はない。( http://www.ski-db.com/や、
http://www.fis-ski.com/uk/competitorbiographies.html のデータベースに見つからない。)
・セストリエールでワールドカップが開かれたのは1997年。1987年はスイスのCrans-Montana
http://www.fis-ski.com/uk/majorevents/fisworldskichampionships/alpinewsc.html
http://en.wikipedia.org/wiki/Alberto_Tombaによると、On November 27, 1987, Tomba scored his first World Cup victory, in a slalom at Sestriere, Italy.とある。上記の国際スキー連盟のデータベースには、"FIS Junior World Ski Championships"や"European Cup"に関する情報はあるが、"ヨーロッパジュニア"に関する記述が見当たらない。(しかし、20歳以下の大会での記録が上記データベースに登録されているかどうかは不明)
JAXAや東大における肩書きについて
↓ セルカン氏の韓国出張講演での自己紹介スライド (セルカン氏のブログの該当記事)
Image credit: Dr. Serkan ANILIR
・セルカン氏は、Associate Professor, Tokyo University(東京大学の准教授)ではない。Assistant Professor(助教、助手)である。(注:東京大学の正しい英訳は、The University of Tokyo)
・セルカン氏は、Team Leader, Japanese Aerospace Exploration Agency(JAXA:宇宙航空研究開発機構のチームリーダー)ではない。(注:宇宙航空研究開発機構の正しい英訳は、Japan Aerospace Exploration Agency)
セルカン氏の当時の肩書は、JAXAの研究員である。 →(JAXA研究活動履歴)。
・また、セルカン氏は、東京大学の研究室ホームページや、セルカン氏blogにおいて、「2003年4月 日本宇宙航空研究開発機構(JAXA)講師」という経歴を公表しているが、これも同様な理由から根拠の薄いものである。
・また、セルカン氏のATAエレベーターや11次元宇宙理論などの研究については、他人の研究の剽窃(盗用)が疑われている。
・セルカン氏は、Astronaut/ Mission Specialist (宇宙飛行士/ミッションスペシャリスト:搭乗運用技術者)ではない(宇宙飛行士候補という肩書きにでさえ疑惑が向けられている)。
・セルカン氏は、この韓国の講演だけではなく、2006年12月にトルコのイスタンブールで開かれた「第1回 国際インフラフリーシンポジウム」(会長:セルカン氏、スポンサー:KALE GROUP) (セルカン氏のブログでの該当記事1, 2)や、
2005年4月に同イスタンブールで開かれた 「A Gateway to Heaven’ASANSOR’2005 Conference」や、
トルコ企業のElginkanグループの出版物においても、「東京大学の准教授(Associate Professor)である」。と誤った経歴を公表している。セルカン氏は、准教授ではなく、助教(Assistant professor)(昔の役職区分の助手に相当)である。
プリンストン大学数学部講師という経歴について
東京大学のセルカン氏所属の研究室ホームページや、セルカン氏blogのプロフィール記事において、「1997年9月 プリンストン大学講師(セルカン氏blogの記載では数学部講師)」というセルカン氏の経歴が公表されている。
・しかしながら、プリンストン大学数学科の1996年11月からのサイトアーカイブには、1997年にセルカン氏が講師を勤めたとの記述は無い。
・一方、Space Architecture Technical Committeeのメンバープロフィール欄では、セルカン氏の紹介として以下の記述がある。
"1997 Intern at European Space Agency, 1999 Associative Architect at Kajima Corporation, 2000 Research Associate at Shimizu Corporation, 2001-2003 Muses-C Mission Design Group Member, 12 international awards in international competitions including Mediapark Cologne and Auerbach Airport Design in Germany. Research Interest in High-tech architecture, technology transfer between terrestrial and space architecture, hyperspace."
ここでは、1997年時点ではセルカン氏はEuropean Space Agency(欧州宇宙機関:ESA)にインターンとして勤務していたとされており、米国のプリンストン大学講師と兼務であったとは考え難い。
・またセルカン氏は数学分野の研究業績が皆無なので、数学部講師に就任できた可能性は極めて低い。
・また、現時点での研究室HPでは、「1997年9月 プリンストン大学講師(レオナルドプログラム)」と記載が変更されている。などセルカン氏自身の経歴公表内容に一貫性が無い。セルカン氏のブログの記事によると、「レオナルド」とはトルコの交換留学生プログラムのことであり、セルカン氏も「レオナルド」の経験者だったとのことである。
その他の職歴・研究歴についての検証は、別記事を参照。「1995年9月 イリノイ工科大建築学専攻卒業」という経歴に疑惑がもたれている。)
Blogで指摘されているのは、アルペン世界選手権(World Championship)のことではないでしょうか。
また、紹介されている写真は、明らかに回転競技のものであり、スキー選手であればこれを大回転と紹介することはありえません。
87年というのは、回転競技に可倒式ポールが採用された直後ですので(正式採用は85年か86年あたり)、このようなフォームで滑っている選手はいませんでした(本当に、この滑りが87年時点で出来ていたら、確かに世界のトップに立てたことでしょう)。
着用しているウェア、スキー、ブーツなど、不鮮明なのですが、1987年のモデルではなく、それ以降に発売されたもののように思えます。
貴重なご意見ありがとうございます。
他の疑惑写真のように、同一の写真が見つかるとさらに疑惑が深まると思います。
http://www.skinet.co.jp/ski-and-ski/work/Biography/MattStanton04sl.jpg
2004シーズンのオーストリーチームのウェア、同シーズンのサロモンの板と靴。
残念ながら、セルカン氏の用いた写真の選手が誰かまでは特定できていません。
確かに、ウェアのデザインと書かれている文字も同じに見えます。
腕の部分は、B○○ON と書かれているようですが、
2,3文字目が、読み取れません。
何と書かれているのでしょうか。
Anzi Bessonというメーカーです。
一応、後で、写真は解像度のいいやつに掲載し直しておきます。
「14位」といったアバウトな順位なら誰も調べられないと思ったら大間違い。
http://en.wikipedia.org/wiki/Alpine_skiing_at_the_1988_Winter_Olympics
ここに全種目上位15位出ています。
せめて「16位」とするべきだったな。
27-02-1988
Nakiska [NKS] - CAN
Men's Slalom
こちらのデータベースでも調べられるようですね。
ご情報ありがとうございました。
16位以降も含め、競技の全結果と選手団の名簿が公式レポートにあります。
http://www.aafla.org/5va/reports_frmst.htm
セルカン氏の名前はどこにもありませんので、16位以降や失格になった可能性も含めてオリンピック出場は否定できるかと。
トルコ選手は1名(ALAFTARGIL ARIF氏)のようです。
スキー回転競技に出場し、29位でした。
これはセルカン氏の著書「ポケットの中の宇宙」の記述
「トルコチームの成績は不甲斐ないもの。一番成績が
良かった選手でも72位です。」と矛盾します。
従って、長野でのコーチも極めて疑わしいと言えます。
ところで、本ブログ管理人様、すみません、英語ブログ
管理人までメール頂けるでしょうか?(英語ブログ
プロフィール欄からメールを頂けるかと思います。)
Assistant Professor になる事はないはず。
以下の記事で、「Professor Serkan Anilir」等の呼称が何度も使われている。
学生がProfessorでない講師に向かって「Professor」と呼びかける事はあっても、
記事や文章の中で使うことはない。
asahi.com:Asahi Weekly - ENGLISH
「Professor Serkan Anilir wants to build a house like a spacecraft, ... 」
http://www.asahi.com/english/weekly/0408/05.html - 21k - Cached - Similar pages
> Assistant Professor になる事はないはず。
あります。大学または学科のポリシーによります。分野にもよるでしょうが、東大建築学科が認めていればAssistant Professorの呼称には問題はないです。
> 学生がProfessorでない講師に向かって「Professor」と呼びかける事はあっても、
> 記事や文章の中で使うことはない。
少なくとも Assistant/Associate Professorであれば敬称として Professor を用いるのは一般的です。(少なくとも私の分野では)
従来、「助手」の中には、年配で地位の安定した(Tenured 相当)人もいたので、そういう人が「Assistant Professor」と自称するのは、それほど抵抗がない。
少なくとも数年前までは大学、学部当局でそういうガイドラインを定めていなかったと思われる。
米国の大学において、学生がProfessorでない講師(例えば、Untenured「Lecturer」)に向かって「Professor」と呼びかける事はある。 これは問題ない。
米国の大学の、Assistant/Associate Professorに対する手紙の冒頭部分で「Dear Professor XXX」と書くのも問題ない。
ところが、「正式な名称」(Official Title)を書くべき場合に
Assistant/Associate Professorが 「Professor」と書くと詐称になる。
上記のスライドで アニリールが Associate Professor(准教授)と自称しているのは詐称にあたる。
日本の大学の助教、助手であるアニリールが
以下の2つの媒体で「Professor Serkan Anilir」と自称しているのも詐称にあたる。
http://www.asahi.com/english/weekly/0408/05.html
(何度もProfessor(教授)である事を強調している。)
http://www.tsukuba.ac.jp/english/seminar/081014.html
アニリール本人は 「取るに足らない矮小なペテン師」 かもしれないが、
少しは私も真相解明と適切な処分 (おそらくアニリール解雇) に向けてお手伝いしたいと思っています。
これは全くその通りで、私のblogにもそのように書いています。
(他の詐称に比べると可愛いものですが)
> 従来、「助手」の中には、年配で地位の安定した(Tenured 相当)人もいたので、そういう人が「Assistant Professor」と自称するのは、それほど抵抗がない。
年配かどうかとポジションの名称は関係ないでしょう。また、あなた個人に「抵抗」があるかどうかという問題でもないでしょう。
781氏が東大に確認したところ、セルカン氏は任期制でなく、パーマネントポジションの助教らしいです。地位の安定の観点からは、tenured相当になります。
また、そこまでおっしゃるのでググってみましたが、東大工学系では統一的に助教の英文名称は Assistant Professorのようですよ?(正式な規定文書ではありませんが東大内のサイトです)
http://www.mech.t.u-tokyo.ac.jp/alumni/backnumber/mailmagazine27.html
東大工学系の規定がそうなっているとすれば、Assistant Professorの呼称についてはセルカン氏には全く責任がない。批判があれば東大へ。
>http://www.asahi.com/english/weekly/0408/05.html
>(何度もProfessor(教授)である事を強調している。)
そもそもこれはライターの人が書いた文章ですし、Professorは敬称として使ったとすれば詐称でも何でもないです。ただ、ある程度長い文章なのに、一度も Assistant Professorであることに触れていないのは変な気はします。ただし、これはセルカン氏が自分は(Full) Professorであると詐称した結果なのか、ライターの人の問題なのかわかりません。
>http://www.tsukuba.ac.jp/english/seminar/081014.html
こういうセミナーのポスターとかでは Professor XXXX を使うのが一般的です。いちいちスピーカーのところで"Assistant Prof. XXXXX" などというポスターはあまり見たことがないです。そもそも、Professorというのは Assistant Prof. , Associate Prof. 等も含めて大学教員の総称でもありますよね。もちろん、CVとかに自分で書く時は Assistant ProfessorならProfessorと略さずちゃんとAssistant Professor と書くことが常識です。(上記2件はそれに該当せず)
セルカン氏の批判はもちろんよろしいのですが、的外れな批判は批判全体の信頼性も損ないますので慎重にお願いします。
http://www.bu.edu/chemistry/events/physical/index.html
少なくとも
November 18 の Professor Dunwei Wang
December 2 の Prof. Eli Barkai
はリンク先を見るとそれぞれ Assistant Professor, Associate Professorですね。
逆に、この手のアナウンスで "Assistant Professor XXXX"と書くのは、それがポジションの正式名称であっても失礼というかちょっと常識的でないように思います。
全ての点についてそれを指摘する事はできません。)
敬称、職名に限らず自然言語については、「こうすれば絶対問題ない」というような単純な規則になりにくい。
「Full Professor」でない人間を「Professor」と表記した場合には、正確を期すために、すぐに正式職名を記する、・・・というような配慮が働くのであろうと思う。
このような観点から見て、(以前に述べた通り) 以下の二例は詐称にあたると考える。
http://www.asahi.com/english/weekly/0408/05.html
(何度もProfessor(教授)である事を強調している。)
http://www.tsukuba.ac.jp/english/seminar/081014.html
(Professor、Professor、Professor、「associate professor 」と詐称している。)
Tenured 相当の「助手」を「Assistant Professor」とするのは、抵抗がない (それが自然である) と述べたら、
その判断に賛同しているNakresさんが
【年配かどうかとポジションの名称は関係ないでしょう。また、あなた個人に「抵抗」があるかどうかという問題でもないでしょう。】
と陰険に絡んで来たのには驚いた。
改めて、ご自慢の「blog」を見てみると
http://s01.megalodon.jp/2009-1103-0217-21/dranilir.blogspot.com/
やっぱり、外国人相手の英語ブログでは、傲慢、陰険な態度は見当たらない。
不自由な英語(以下に2例)を上手に見せようとする虚勢、
あるいは「 :-) 」を多用したりして外国人に媚びる態度の反動が日本語の文章に現れたのかもしれない。
●The difference between "Assistant Professor" and "Associate
Professor", however, might look a negligible problem after seeing 【…】
→ might seem
●Maybe they are not very useful for non-Japanese readers, but they are
provided so that anyone can verify in principle.
ふつうは、「can verify that …」など、何を「verify」するか書く。
場外乱闘はされずに、本blog の趣旨を思い出して、リングにお戻りになった方がよろしいのではないですか。
ちなみに学校教育法の改正にともない、助教の英訳をassistant professor とすることを、どこの大学でも定めています。だが、その処遇業績によっては、英語表記はresearch associateとすべきではないか、という議論は特に工学系学部・研究科では依然として強くあるときいています。Research associateとするという申し合わせをしている学部・研究科や、学科・専攻もあるかもしれません。
ですが、assistant professorとすることを法理上とがめることはできません。
しかし、助教職にある人がassociate professor と自称するのは論外。課長職の人が部長を名乗るようなもので、詐称といわねばなりません。
百歩譲って、トルコ帰国時のエベントで故郷に錦を飾りたいと思ってassociate professorを使う挙に及んだのであれば、人情としてわからなくもないが、それ以外の機会でも繰り返し使っているのなら同情の余地全くなしでありましょう。
この事実がもつ意味合いに、皆さんの論点が絞れないのでしょうか。
いません。
>このような観点から見て、(以前に述べた通り) 以下の二例は詐称にあたると考える。
>
>http://www.asahi.com/english/weekly/0408/05.html
>(何度もProfessor(教授)である事を強調している。)
ここではProfessorは「先生」というようなニュアンスで使ってるので特に
違和感はありません。詐称とは言えないでしょう。
>http://www.tsukuba.ac.jp/english/seminar/081014.html
>(Professor、Professor、Professor、「associate professor 」と詐称している。)
これもProf. John Doeというように表記するのはDr.やMr.と同じ感覚
なのでむしろAssitant Prof. John Doeなどと表記するほうが不自然
です。Dr. John Doe, Professor of Architecture, The University of Tokyo
というような書き方だったら、職位を示すのでちゃんとAssistantかAssociate
は明記しないといけませんが。
2009-10-30 02:06:37
> 助教、助手 は、英語では Research Assistant (Research Associate, Research Technician, Research Engineer・・・) で、
> Assistant Professor になる事はないはず。
という主張は撤回されるのですか?しないのですか?
> 従来、「助手」の中には、年配で地位の安定した(Tenured 相当)人もいたので、そういう人が「Assistant Professor」と自称するのは、それほど抵抗がない。
という主張は、セルカン氏のように一般的には年配と見なされない年齢の助教が「Assistant Professor」を「自称」するのは問題だと言う風に読めてしまいますが。
あと、「抵抗がない」の主語は あなたではなかったのでしょうか。その場合は、主語を明示してください。
>【年配かどうかとポジションの名称は関係ないでしょう。また、あなた個人に「抵抗」があるかどうかという問題でもないでしょう。】
>と陰険に絡んで来たのには驚いた。
陰険とおっしゃるのには非常に驚きましたね。年配かどうかとポジションの英語名称に関係があると言う主張に対して、関係がないと言う指摘をしたことのどこが陰険なのか、全くもって理解に苦しみます。ポジションの英語名称についても同様。
> ご自慢の「blog」を見てみると
別に自慢はしていませんが。あなたがもっと良いものを作れるなら、是非作ってください。ただし、もし問題があれば批判されるかもしれません。
http://www.tsukuba.ac.jp/english/seminar/081014.html
この中の、"Lecturers"の欄の "Currently associate professor"の表記は見過ごしていました。これは明らかに正しくないですね。(前書きおよびLecturers冒頭部分の "Professor Serkan Anilir"しか気づいていませんでした。)ただし、筑波大学のページなので、これだけで本人の「詐称」と断定するのは難しいのでは。
http://www.asahi.com/english/weekly/0408/05.html
の方は、私が記事を書くならば確かに"Assistant Professor"であることを明記しますが、"Professor"には敬称の他、Assistant/Associate Professorも含めて大学教員の意味もありますので完全に間違いとは言い切れないのではないかと。特に、セルカン氏の書いた文章ではなく By James Watt, Freelance Writer となっていますので、James Watt氏の問題かもしれません。本人が書いた文章なら大学教員の文章として問題があるのは同意します。もちろん、セルカン氏がWatt氏にfull professorであると詐称した結果かもしれませんが、その事実を確認する前にセルカン氏の詐称であると断定するのはよろしくないでしょう。
私の言いたいのは、本人の責任が明確でない問題を簡単に「詐称」などと断定するのは、かえって追及にマイナスになる可能性もあると言うことです。(少なくとも Assistant Professorの英文呼称には疑問どころか全く問題がないことは同意頂けるのでしょうか?)
他にセルカン氏本人の責任が明白である問題はたくさんありますので。
> ふつうは、「can verify that …」など、何を「verify」するか書く。
verifyは他動詞なので、確かに目的語がある方が正しいですね。
ご指摘有り難うございました。
> → might seem
seem はもちろん正しいでしょうが、look だとどういけないのでしょうか?後学のためにご教授下さると幸いです。
> 不自由な英語(以下に2例)を上手に見せようとする虚勢、
いや、確かに私は英語に不自由なので、何なら「Nakresの英語の間違いを追求するblog」でも始めて頂ければ良いかと :-) :-)
# と、 :-) を使うと「媚びた」ことになるんでしょうか?
# そもそも、私は外国人であるセルカン氏にも媚びているんでしょうか。よくわかりません。
【また、あなた個人に「抵抗」があるかどうかという問題でもないでしょう。】
( === お前の個人的な意見なんて聞いてないんだよ!)
という場所らしいので、今後は私の見解や感想は控えます。
http://www.iam.u-tokyo.ac.jp/administrative.pdf
・・・ 講師の英称をlecturer、助教の英称をresearch associate、助手の英称をresearch assistantとする例
(東京大学 分子細胞生物学研究所)
このコメント欄への書き込みは最後になるかもしれないので・・・
博士論文の検証など、意義のあることだと思いますので、陰ながら応援しています。
とには最初から誰も反対していないのに、助教が
Research Associate になっている例を今さら出して、
何が言いたいのだろうか。
学校教育法改正時に、米国のassistant professorに相当する職を新設することがまず決まり、その名称をどうするかが議論され、結果として「助教」になったという経緯があります。
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo4/008/gijiroku/05010703/004.htm
議事録
http://202.232.86.81/b_menu/shingi/chukyo/chukyo4/008/gijiroku/05022301.htm
に下記のような委員発言も収録されています。
+++++++++++++
前回のこの委員会で、「新職」は職務の内容的にはAssistant Professorということで了解されていると記憶している。そうすると、若手が独立した研究者として一歩を踏み出すポジションであるということになる。したがって、職務の内容的にはAssistant Professorで英語名称については各大学に任されているということで良いのではないかと思われる。
http://podcast.interfm.co.jp/offthemic/2006/12/_gro.html
http://podcast.interfm.co.jp/offthemic/files/GHP27.m4a
でセルカン氏のインタビューが聞ける。
確かに日本語も上手で聴衆が騙されても不思議でない会話技術を持っている。
966 :Nanashi_et_al.:2009/11/12(木) 20:09:21
>>965
このインタヴューの中でセルカンは自分がトルコ初の金メダリストだと発言しているが
1936年のベルリンオリンピックでYasar Erkanがグレコロマン フェザー級のレスリングで初の金メダルを取っている。
当然、セルカンはまだ生まれていなかった。
http://www.databaseolympics.com/players/playerpage.htm?ilkid=ERKANYAS01
http://en.wikipedia.org/wiki/Ya%C5%9Far_Erkan
更にトルコからスキーでメダルを取ったものは一人もいない。
トルコが取ったオリンピックメダルは金・銀・銅の全てを合わせても陸上、ボクシング、柔道、テコンドー、重量挙げ、そしてレスリングのみである。
http://www.databaseolympics.com/country/countrypage.htm?cty=TUR
今後、せめて民事損害賠償請求で痛い目にあわせよう。