新聞というものを読まなくなって、随分経つ。
実家では当たり前のようにある新聞も、一人暮らしとなると、
1.読む時間がない
2.読む場所がない(電車は殺人的に混んでいる)
3.新聞を取りに1階まで下りるのが面倒くさい
等々の理由で、結局購読するに至っていない。
「ニュース」を知るための手段だったらTVでも構わない。むしろTVの方が早くて便利。
けれども、それだけでない新聞記事の存在を気付かせてくれるのが、この「HAPPY NEWS」だ。
4月6日(もう過ぎてしまったけれど)は「新聞をヨム日」。
日本新聞協会では、昨年からこの日に全国から募集した「HAPPY NEWS」、つまり読んで心があたたかくなったり、勇気がわいてきたりした記事を発表しているらしい。
その2004年版を掲載したのが、冒頭の本である。
帯には個人的に敬愛する桜井和寿氏の言葉がある。
「新聞の片隅で"Happy"はこんなにも慎ましく咲いている。ゆがんで見えている世界は実は錯覚で、僕らはHappyが敷き詰められたふかふかのカーペットの上を今日も歩いているのかもしれない」
この本に掲載されている記事は、まさにそんな感じだ。
地方新聞や地方版のものが多くて、そこには「人」の姿が見えるし「心」の姿が見える。
新聞の一面も、TVのトップニュースも、どうしようもない出来事だらけで、会社に行っても問題山積。
まことに浮き世は甘くない。
そんな時にふっと力を抜けるようなニュースも新聞は運んでくれている。
忘れていたけれど、新聞を読んでいる時、私が一番好きなのは「家庭欄」と「地方版」だった。
「わたしたちは ちょっとしたことでも すてきだとおもえる こころをもっている(抜粋)」
「いきている そのことが しあわせ と おもえますように(抜粋)」
HAPPYの形はいろいろだし、新聞の読み方もいろいろ。
さしあたっては、新聞を読む時間を作るようにしてみようか。
2005年のHAPPY NEWS はこちら。
本当は、世界は素敵なことでいっぱいなんだろうな。
それに気が付く心のやわらかさを持っているかどうかなんだろうね。
いい言葉を聞きました。
いつかこの本読んでみよう。
ちなみに私も桜井さん大好きです
ラジオやテレビもいいけれど、新聞という媒体を通すことで、言葉のチカラを感じます☆
きっと、英語にも素敵な言い回しがあるんだろうなぁー