羊日記

大石次郎のさすらい雑記 #このブログはコメントできません

ルパン三世 5

2016-01-08 20:53:26 | 日記
「こんなくだれねぇモンまで買い込みやがってよっ」次元は付箋の貼られた豪邸の載った不動産雑誌を取り出した。「どうしてそれを?!」少し慌てるルパン。「(美術館の)絵はニセモンだ! 俺の目が間違う訳が無ぇっ!」「強情な野郎だなぁ」「確かめに行こうじゃねぇかっ。俺の目が間違ってるかどうか、一つ賭けようぜ? 次元。そいつをなっ」ルパンは不敵に豪邸の記事を示した。
不二子は次元の読み通り、フィリップの屋敷にいた。「スタンガンとは思いの外、痛いものだな」 言いながらも余裕のフィリップ。「『彼女』、今度はどこに行くの?」また貸出されるらしいモナリザはフィリップの屋敷の壁に掛けられていた。「見る目の無い大衆の前で微笑んでいるなんて、勿体無いじゃないか?」「マネージャー気取りね?」フィリップは政界進出の為に金を貯めていた。迎えの強面の男に呼ばれると不二子に小切手を差し出すフィリップは合わせて不二子を誘ったが「こんな額で、私を買おうなんて、冗談でしょ?」小切手だけ取り、不二子は去り、それを深追いするでもないフィリップ。
その後で、手下を連れ路地裏でアラブ系の富豪に絵の受け渡しに臨むフィリップ。金と絵を同時に交換する双方。「どうですか? ボス」アラブ富豪のお付きの者はモナリザを富豪に見せた。「これは、本物だ!」驚く富豪。「へへっ、ほれ見ろっ、端からこうすりゃよかったんだよ?」急にぞんざいな口調になるお付きの者。悔しがる富豪。富豪側のアタッシュケースを受け取ったフィリップの手下の方は突然倒れた。「そいつの解除ボタンには、麻酔針が仕込んである。ブツを動かしゃ、必ず隙が生まれるんだよ、フィリップ」「欲をかいたな」富豪とお付きの者は変装を解いた。当然ルパンと次元!「ルパン?!」「取り敢えず、こいつは頂いていくぜぇ?」逃げる二人。「気を落とすなよ?」
     6に続く

最新の画像もっと見る