一瞬、妹が千里眼に覚醒したのかと思ったぜ。
メタ展開と研誕生の謎解きが続いている。謎解きももう一人怪人がいて、そいつが研が山を降りたのと同時期から人を菌で殺して回りだし（研自身かもしれない疑惑も出る）、継実達が必要に迫られて謎解きを始めるぐらいの切迫感を持たせるとか、逆にもうちょっとホンワカした中で研と人間界探索をする中で自然と少しずつ明らかになってゆくような感じならそれぞれ主旨がハッキリして見易かったかもしれない。人間の醜い面に直面して混乱しつつ、継実や工務店の人々や天草のラジオが研のメンタルをセーブする件と、平行して継実による独自調査、稲造の人は好いが嫉妬と研への危機感も感じている立ち回り、が繰り返し入る。少しずつ話は前進しているがちょっと手強い進行だ。ただもうラジオに出るところまできたからこの流れで結末までゆきそう。研の最終生存率低そうだなぁ。
ラフな展開＋時代劇＋倍返し調（大半の時代劇は別に倍返し調ではない）な為、どうなるかいよいよ読みきれん。加えて所々警察に取材した跡が混ざっていて余計混乱させられるぜ。ただゴーンバンク編と違い、もうネタは上がってるのに横槍で延々足踏み展開ではないからそこは前よりいいかな？ 所属が曖昧な内偵男（なぜか事前に自分で用意しないとまずない立て掛け放置鉄パイプで三島を殺そうとしたもしていた）が速攻で殺されていたが、まだ現役の警官なら警官が殺られた時の警官のガチンコ具合からすると香坂達がどうこうするまでもなく所属元がただでは済まさない勢いになりそうなもんだが、この作風だとちょっとわからん。取り敢えずこの学園編を最終回まで引っ張らない方がいい気もするが、話がまた別の所轄に移ってしまうと今度は三島を小野田の運担に昇格させ、渡部を係長に昇格させ、余った鶴瓶の息子を殉職させる事態になってしまうから、香坂は『これ以上異動できない』のだ！！ う～む、ややこしい。
