常子は指定時間に間に合わせて書類を出したが、既に早乙女は書類を仕上げていた。誤字も多かった常子は足手まといだとして諸橋と多田から指導を受けることになった。
帰宅した常子はため息を連発。「お家にいる時は仕事のことを忘れて、ゆっくり休んでよ」鞠子に心配され、似た響きの言葉が全て『タイプ』と聴こえだしてもしまう常子は「大豆、大工」と美子にからかわれたりもしていた。と、君子に呼ばれた。星野が訪ねてきたという。星野は自覚無く照れていたが、洗ったハンカチを返しにきていた。「ありがとうございます」受け取っていると、面白がって鞠子と美子がでしゃばってきた為、常子は星野といつもの甘味屋に避難することにした。
お汁粉を二人で注文し、研究に手がつかないという星野の体調を心配した常子が熱を計ろうと星野の額に手を当てると「うわぁっ!」星野は驚いて、椅子から急に立ち上がろうとして、拍子にお茶を溢してしまった。拭くのに常子に返してもらったハンカチを差し出され思わずそれで拭いてしまい「お返ししたハンケチをまたっ」慌て洗い直す星野を見て、笑ってしまう常子。「気が張ってたんですけど、お会いしたら楽になりました」二人は笑い合っていた。
しかしその後も仕事は上手くゆかない。多田はさほど常子に指示を出さず、諸橋や他の先輩達は露骨に常子に辛く当たった。そこへ、男性社員が手伝いを頼みにくると早乙女をそれを鉄面皮で断ったが、仕事の無い常子はこれを引き受けた。途端、顔色を変える早乙女達。
相当量の雑用を頼まれ常子は大苦戦。多田と早乙女以外の諸橋達は「意味無いのに」と陰口を叩いていたが、退社時間を超えて常子は雑用を続けた。すると給仕の坂田が「頑張る人にご褒美」とキャラメルをくれた。それを口に入れ、常子は少し元気を取り戻すのだった。
・・・大人になると甘い物が疲れに効くと知るよね。
帰宅した常子はため息を連発。「お家にいる時は仕事のことを忘れて、ゆっくり休んでよ」鞠子に心配され、似た響きの言葉が全て『タイプ』と聴こえだしてもしまう常子は「大豆、大工」と美子にからかわれたりもしていた。と、君子に呼ばれた。星野が訪ねてきたという。星野は自覚無く照れていたが、洗ったハンカチを返しにきていた。「ありがとうございます」受け取っていると、面白がって鞠子と美子がでしゃばってきた為、常子は星野といつもの甘味屋に避難することにした。
お汁粉を二人で注文し、研究に手がつかないという星野の体調を心配した常子が熱を計ろうと星野の額に手を当てると「うわぁっ!」星野は驚いて、椅子から急に立ち上がろうとして、拍子にお茶を溢してしまった。拭くのに常子に返してもらったハンカチを差し出され思わずそれで拭いてしまい「お返ししたハンケチをまたっ」慌て洗い直す星野を見て、笑ってしまう常子。「気が張ってたんですけど、お会いしたら楽になりました」二人は笑い合っていた。
しかしその後も仕事は上手くゆかない。多田はさほど常子に指示を出さず、諸橋や他の先輩達は露骨に常子に辛く当たった。そこへ、男性社員が手伝いを頼みにくると早乙女をそれを鉄面皮で断ったが、仕事の無い常子はこれを引き受けた。途端、顔色を変える早乙女達。
相当量の雑用を頼まれ常子は大苦戦。多田と早乙女以外の諸橋達は「意味無いのに」と陰口を叩いていたが、退社時間を超えて常子は雑用を続けた。すると給仕の坂田が「頑張る人にご褒美」とキャラメルをくれた。それを口に入れ、常子は少し元気を取り戻すのだった。
・・・大人になると甘い物が疲れに効くと知るよね。