羊日記

大石次郎のさすらい雑記 #このブログはコメントできません

仮面ライダーゴースト 6

2016-02-08 18:32:27 | 日記
時計が止まっていることに気付くアカリ。「霧のせい? そうか、磁場ね! 強力な特殊磁場が弾道計算に影響を与えているのねっ!」「そうなの?」自分の能力がよくわかってない眼魔。「ふふ、正解だ!」霧の向こうにゴーグルの男が現れた。「この世界にも少しは論理的考察のできる人間もいるようだ」「出た」警戒するアカリ。「イゴール様! 御後がよろしいようで」霧を解除する眼魔。「私は科学者よ!」「科学! ちなみに私の世界では冥術学と呼ぶが、真理を探究する者なら理解できるはずだ」歩み寄ってくる『イゴール』と呼ばれた者。
「完璧な世界とは、どういうモノか?」「あなたも科学者なの?」「完璧なる世界の統合と調和には、不確定な要素は一切あってはならない。だがこの世界の人間は、不確定な要素ばかりで、余りにも不完全だ」「だからって、個人や個性まで否定するの?!」論争に参加する気無く、そこらの椅子に座って待っている眼魔。「人間の感情に基づく行動は矛盾に満ち、時に同族間の争いすら引き起こし、世界そのものを破壊へと導く。それを防ぐ為に、導き出される結論は?」迫るイゴール。「正しい形への修正」「それが不可能な場合は?」「排除」「正解だぁ」笑うイゴール。「なら、あなたはなんなの?」「選ばれた存在。唯一無二の頭脳。それが私だ!」芝居掛かって天を仰ぐイゴール。
その時、美和子が気絶した御成の頭に軽く躓いて起こしながら近くまで来た。「だが一つだけ不確定要素が残っている。なぜ君達には私の実験場がわかった? 二度までも」「私には視えるからだ。未来が」美和子が言いながらその場に現れた。「未来予知? 君が? 疑問には検証が必要だ。分析してみよう。ナイフ眼魔ぁ!」「はいっ、はぁい!」寛いでいたところ、呼ばれて慌てて駆け付ける眼魔。このタイミングで普通の人間の人格に戻る美和子。
     7に続く

仮面ライダーゴースト 7

2016-02-08 18:32:17 | 日記
「やだ! 来ないでっ!」恐れる美和子。タケルも近くまで駆け付けていた。咄嗟にアカリが不知火・改を手に立ち塞がったが「邪魔だぁ!」霊力? のナイフで斬り捨てられた。「アカリ!」駆け寄り、眼魔を生身で蹴り飛ばすタケル。「大丈夫?」「後は、お願いね」「アカリ!」意識を失うアカリの体から魂が抜け、イゴールの球形装置に吸収された。「個人を尊重しながら他人の為に自分を犠牲にする。矛盾だ。実に愚か」「なんだと?」タケルは怒ろうとしたが、御成が猛然と突進してきてなぜか吹っ飛ばされるタケル。「アカリ君のしたことは愚かではない! とても彼女らしい、覚悟と勇気のある行動です。その真っ直ぐな心を侮辱するヤツは、拙僧が許さん!!」そのまま変身しそうな勢いの御成。
「うわああーっ!!」呆れるイゴールに叫んで錫杖で打ち掛かる御成。すぐに眼魔が間に入った。「お前の攻撃など、掠りもしな、おわっ?!」余裕ぶっていた眼魔は錫杖で打たれ体勢を崩された。「うわぁ!!」必死で錫杖で眼魔を突く御成。「おおっ?!」吹っ飛ばされる眼魔。「凄いぞ、御成!」応援するタケル。「まぐれ当たりだ!」「さらなる修行の成果、お見せしようっ!」「ぬぅ!」頭にきてエネルギー弾を連射する眼魔。それを笑いながら海老反り姿勢で回避する御成。「ハハハハハハハハっ!!」調子に乗っていた御成だったが、ボキャッ! 無理な姿勢に背骨がイッた。そのまま後ろに倒れ、頭を打つ御成。「だぁっ! 頭と腰が!!」ため息を吐くタケル。
「やっぱりただの愚か者だ!」嘲笑う眼魔。「これが人間だ。ハハハッ!」笑うイゴール。「笑いな! 俺の仲間を、バカにするなっ!!」闘魂眼魂を構えるタケル。人が変わり、それを見る美和子。「変身!」タケルは炎と共に闘魂フォームに変身した。眼魔に斬り掛かり押すタケル。「これならどうかな?」イゴールは球形装置から
     8に続く

仮面ライダーゴースト 8

2016-02-08 18:32:04 | 日記
集めた魂達を放った。それらはアカリを含め、タケルの周囲で実体化した。「なんだ?」戸惑うタケル。そのまま体を押さえられるタケル。「アカリ?!」「私の操り人形だ! ハハハハッ!」面白がるイゴール。(こんなこと、したくないよ!)苦しんでいるアカリ達の声が聞こえた。(救いたい、命を! この人達の魂を!!)タケルの強い願いを美和子は聴き取っていた。「天空寺タケル! 人の心を集める力有り!! ここはわらわに任せよっ!」美和子の体から卑弥呼眼魂が飛び出してきた。受け取り、ドライバーに装填するタケル。「卑弥呼っ!」「カイガン、卑弥呼! 未来を予告、邪馬台国!!」タケルはピンク色の卑弥呼フォームに変身した。
「邪心浄化っ!!」舞うように、光の粒子を放つタケル。光に包まれた実体化し、操られていた人々は魂の形に戻り、元の体へと帰って行った。「何ぃ?!」焦るイゴール。御成は倒れたアカリにすがり付いて顔が近くなっていたが、魂が帰りアカリの意識が戻ると「嫌ぁ!!」「うわぁ?!」「ちょっと!」跳ね飛ばされる御成。眼魔は再びタケルに挑んだが、舞うような動きで眼魔を斬り払ってゆくタケル。「キリキリィ!!」眼魔は霧を放ったが、これも光る剣で掻き集め、力に変換して撃ち返すタケル。「ぬぁあ?!」吹っ飛ばされる眼魔。「命、燃やすぜ!」「ダイカイガン、卑弥呼!!」胸部の紋章が光り、取り込まれた眼魔は身動きできない光の空間の中で強力な斬撃を二太刀受けた。「オメガドライブ!!!」「うわぐわぁーっ?!」空間から弾き出される眼魔。「霧と共に去りぬぅ!!」本体とパーカー体を破壊されたナイフ眼魔。「十分成果は得られた」眼魔眼魂は吹き飛んだが、ベースのハサミは回収して去るイゴール。
戦闘後、気絶していた美和子が起き出した。
     9に続く

仮面ライダーゴースト 9

2016-02-08 18:31:56 | 日記
「これ、どうぞ」卑弥呼型の名刺を渡してくる美和子。『卑弥呼研究会副会長』とあった。「これどうぞ」美和子はゴーストの人形と仮面ライダー1号の人形をタケル達に渡した。「近い将来出会う、伝説のお・か・たっ!」楽し気に言って、美和子は去って行った。美和子を疑うアカリと、それに反発する御成でまた言い争い出すと「面白いな、主の友達は」卑弥呼眼魂が語り掛けてきた。「いっつもあんな調子なんだよね」「そうなの?」などと話しているとまたニュートン眼魂が逃げ出し「もう勘弁してよぉ~! ニュートンっ!」とタケルは慌てて追い掛けて行った。その様子をアランと意思を失ったネクロムスペクター化してマコトが高所から見ていた。
・・・情報量の多い回で、書き起こしも昨日大変だったぜ。人の出入りや変化も多くてね。タケルが感情を出したりもしていたけど、アカリと御成に改めてスポットが当たっていた。特に御成。一度心折られてからの爆発でね。こんなヤツでもちゃんと書いたろっていうスタンスがあったと思う。ところで眼魂卑弥呼の声はあれで正解なのかい?!